人気小説「薬屋のひとりごと」に登場する、麗しい宦官・壬氏(ジンシ)。
主人公の猫猫に何かとちょっかいをかけつつ、付かず離れずな関係を維持しているわけですが、そもそも宦官は男としての機能がなくなった人のこと。
しかし、どうやら壬氏は去勢されていないんじゃないかという説が浮上してきます。
その理由と、実際に物語の中で壬氏が宦官ではない匂わせシーンをまとめました!
目次
薬屋のひとりごと壬子は去勢してる?
「そこそこ」元は猫猫が壬氏様の男性器に触ってしまい、それをごまかすために「そこそこ大きい蛙」と言ったのが始まりだが、壬氏様の心に大きなトラウマを残す。自嘲して「俺はどうせそこそこだし」と後に言ったりしている。本当にそのサイズか二人で寝所でじっくり確かめてもらいたかった(小説13巻) pic.twitter.com/gtP9he82do
— ふうい (@strange_taste) March 2,
壬氏の役職は「宦官」です。
歴史上で「宦官」というのは、去勢を施された官吏(国家に仕える者)のことです。
そうすると、壬氏は去勢しているのか気になりますね。
作中では、壬氏が「男性としての本能を抑えるために薬を飲んでいる」と語るようなシーンがあるため、壬氏は去勢はしていないと思われます。
また、壬氏の股間には「そこそこの大きさのカエルがいる」という猫猫の言葉から、壬氏が去勢をしていない可能性は非常に高いです。
壬氏は猫猫に恋心を抱いていて、嫉妬するシーンや猫猫の素っ気ない態度に落ち込むシーンを見ても、恋愛における壁がないことが見てとれます。
壬氏と宦官の違いは何?
壬氏は男性も惚れるほどの美貌で、後宮内の女官や武官・文官からも好意を寄せられています。
宦官からお菓子には、睡眠薬が入っていることもあり、寝込みを襲おうとしている人もいました。
そんな壬氏ですから、猫猫もてっきり去勢済みだと思ったんですね!
しかし、壬氏と他の宦官には大きな違いがありました。
宦官はすでに去勢済みのため、男性ホルモンが減少して体が丸みを帯びてきてふっくらとしてきます。
しかし、壬氏の体は筋肉隆々としていて、どちらかというとがっしりとした体です。
体格の違いに猫猫も気づいていつつ、殿上人の正体を知ることは、自分が面倒なことに巻き込まれると感じ、考えないようにしていたんですね!
薬屋のひとりごと壬子の正体とは?
#読了#薬屋のひとりごと5
壬氏の正体…薄々気づいてたけど、ヤバい。どうなるのやら pic.twitter.com/LYX2BXp7f3— ユンユン (@104jeonghan11) February 2, 2022
壬氏は去勢をしていない「宦官」であるのなら、一体何者なのでしょうか?
壬氏の正体は、現在の皇帝と阿多(アードゥオ)妃のとの子どもであり、皇位継承権をもつお方なのです。
壬氏は幼い頃、現在の皇帝の弟として育てられました。
そして、壬氏がある年齢になった頃に、後宮で宦官として働くことになります。
皇帝に背くものがいないか宮中を見張るために、皇帝から命じられました。
また、後宮に入ることのできる男性は、皇帝あるいは血縁関係のある男性のみです。
血縁関係があることを隠すために、壬氏は「宦官」と身分を偽っているのです。
皇帝には弟がいるが、身体が弱く公の場に姿を表したことがないことも、壬氏が皇帝の弟であることと辻褄が合いますね。
壬子の正体を知っている人は誰?
壬氏の正体が、現在の皇帝と阿多妃の子どもであることを知っているのは、当事者の皇帝と阿多妃、そして皇太后(前皇帝の正妻)のみです。
壬氏本人もまた、自分が現在の皇帝の子どもであることを知りません。
皇帝の弟として育てられたため、今もなお皇帝の弟として、与えられた使命を全うしようとしているのです。
壬氏が皇帝の弟と偽らざるえないことになったのは、赤子のすり替えが起こったためです。
阿多妃は出産によって、子宮を失い二度と子どもを産めない体になってしまったのです。
精神的にまいっていた阿多妃は、皇帝の子と皇太子の子のどちらが寵愛を受けられるかを考え、赤子をすり替える決断を下したのです。
こうして、壬氏は現皇帝の弟として生きていくことになったのです。
薬屋のひとりごと壬子と猫猫との関係は?
壬氏さまって無意識に猫猫に触ってるよね。 pic.twitter.com/7MOGlwuqTp
— とーあ (@Toachan777) February 23, 2023
壬氏と猫猫の関係についてです。
猫猫から見た壬氏は、容姿端麗で、キラキラした存在です。
そのキラキラした壬氏が苦手な猫猫は、ナメクジを見るような目で壬氏を見ます。
また、壬氏を面倒なことを押し付けてくる存在とも認識しています。
そんな壬氏は猫猫に煙たがられていますが、壬氏はそれさえもウェルカムのようです。
少しずつ猫猫に惹かれていく壬氏は、健気で可愛ささえあります。
事件の処罰によって猫猫が後宮を出ていかなくてはならなくなった際には、壬氏は仕事に精が出せないほど落ち込みます。
そして、花街から猫猫を連れ戻して来るくらいには猫猫に惚れ込んでいます。
壬子と猫猫は結婚する?
壬猫プロポーズ読んだんですけど壬氏くんは「俺の妻になれ」っていう権力を使った言い方じゃなくてあくまで「俺の妻にする」っていう目標で身分なんて関係ねぇ!!っていうプロポーズだったのがほんと痺れすぎて朝の電車で泣いてました
— それな (@sorena_hm) November 5, 2019
壬氏は猫猫に「お前を妻にする!」とプロポーズします。
しかし、猫猫は乗り気ではありません。
そんな猫猫に対して、壬氏は「絶対(妻になることを)納得できるようにしてやる」と言います。
その後の展開を見ても、関係は進展してなさそうでした。
壬氏が熱いアプローチをしても、まったく猫猫がなびかないのがとてももどかしいですね。
猫猫自身、花街の生まれであり、壬氏との身分の違いがあることもわかっているのかもしれませんね。
これから2人の恋愛模様がどう変化していくか、どう描かれるか楽しみですね!
薬屋のひとりごと壬子は去勢してる?|まとめ
今回は、「薬屋のひとりごと」の壬氏について気になる3つのことを調査してきました。
分かったことは
・壬氏は宦官だが、去勢をしていない可能性が非常に高いこと
・壬氏の正体は、現皇帝と阿多妃の子どもであり皇位継承権をもつ者であること
・壬氏と猫猫の関係は、壬氏が猫猫にプロポーズしたが進展していないこと
です。
今年中のアニメ化が決まっているので、アニメではストーリーがどう描かれるか、とてもたのしみですね。
今のうちに小説版やコミカライズされた「薬屋のひとりごと」を読んで予習しておくのもいいかもしれませんね。
以上、薬屋のひとりごとの壬子は去勢してる?正体や猫猫との関係を徹底調査!と題してお届けしました。