今回は「薬屋のひとりごとの人物相関図とキャラクターを紹介!猫猫と後宮・花街の人間関係は?」と題してお送りします。
「薬屋のひとりごと」は後宮で働く主人公・猫猫が、薬の知識を活かして陰謀や事件に挑んでいくミステリーファンタジーとなっています。
小説、コミカライズでシリーズ累計発行部数2100万部突破し、2023年にはアニメの放送も決定している人気作品です。
「薬屋のひとりごと」は、何といっても複雑な人間関係が大きな特徴ですね。
今回は複雑な人間関係を整理しながら、登場人物について紹介していきます。
「薬屋のひとりごと」の登場人物を一度整理したい方、作品に興味を持っている方は、ぜひチェックしてくださいね!
目次
薬屋のひとりごとの人物相関図を紹介!
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#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/yZ8Lhb2RfE— ねこクラゲ✽薬屋⑪発売中 (@nekokurage_) February 25, 2023
「薬屋のひとりごと」を読んでいる方は分かると思いますが、登場人物が多くて複雑な人間関係が絡む話となっています。
登場人物が多い場合、人間関係をある程度把握していなければ、読み進める中では混乱してしまいますよね。
まずは「薬屋のひとりごと」の人物相関図を紹介しますね。
主人公の猫猫と、猫猫に思いを寄せる壬氏を中心とした人物相関図がこちらです。

相関図は猫猫を中心とした花街と医局、壬氏を中心とした皇帝に関係する人々の大きく2つに分けることができます。
猫猫と壬氏のどちらと関係が深い人かが分かるだけでも、話が理解しやすくなると思いますよ。
薬屋のひとりごとメインキャラクター
中国紫禁城宮廷を背景にしたアニメ、漢服医女宮廷探検が始まり、中華風の音楽が旅を始める#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/yiBfgfsPio
— lisa (@lisa27375988) February 24, 2023
相関図に続いて、キャラクターを紹介していきますよ。
まずはメインキャラクターからです。
猫猫(マオマオ)
今回も大変面白かった!!やっぱり!やっぱり壬氏様はそうなのね!!あー、好き。アニメ化もおめでとうございまーす!続き気になるからなろうサイトで読んじゃおうかな…いや、我慢…
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— すやすや (@suya__chan) February 25, 2023
「薬屋のひとりごと」の主人公である猫猫は、後宮で医官手伝いをしている薬師で17才の少女です。
実験と称して自分の左腕で色々な毒や薬を試してきたため、人並み以上に毒への耐性があります。
後宮では薬を試した傷を隠すため、常に左腕に包帯を巻いていますが、周囲の人たちは過去に虐待されていたと勘違いしています。
元々は花街で薬師をしていましたが、薬草採取に出かけた森で人拐いに誘拐されて売りとばされ、後宮の下女となりました。
その後、薬学の知識を活かして母子の命を救い、玉葉妃の侍女となっています。
薬師だけあって薬や毒に関する知識は豊富な猫猫ですが、人付き合いは苦手。
自分にアプローチしてくる壬氏には全く興味がなく、壬氏が自分に好意を寄せていることにさえ気付いていない鈍感な一面もあります。
壬氏(ジンシ)

美しい風貌で羨望の的である宦官の壬氏は、猫猫に薬学の知識があることを見抜いた人物です。
18才の若さで後宮を統括している壬氏は、もう一人の主人公と言われるほどの重要人物。
宦官は生殖機能を失った者だけがなれる高官です。
しかし、壬氏は本当に機能を失っているのかを疑うような描写や出生に関する謎の描写など、謎の多いキャラクターでした。
実は皇帝の弟・華瑞月(カ・ズイゲツ)で、側近以外には身分を隠して壬氏として活動しています。
阿多妃によく似た風貌であることから、猫猫は「出産直後の阿多妃によって赤子の取替えが行われ、蜂蜜摂取により幼少時に亡くなった赤子は『皇太后の子』であり、皇弟として育てられた赤子こそ『阿多妃の子』ではないか」という推理をしています。
壬氏は猫猫に好意を抱いていて、多忙な仕事の合間を縫って猫猫の元を訪れています。
恋愛に鈍感な猫猫はその気持ちに気付かないどころか厄介な人物とさえ思っていて、残念ながら2人の気持ちが交差する気配はありません。
薬屋のひとりごと後宮の人々を紹介!
無事に #薬屋のひとりごと の文庫版とコミックス2種の最新刊をゲットしてきました〜
それぞれ欲しい特典貰えて良かったです(*´꒳`*) pic.twitter.com/JUJAuSN2H0— 綾瀬さつき (@satuki_ayase) February 25, 2023
次に壬氏と関係の深い後宮の人々を紹介していきます。
後宮は妃が多いこともあって、複雑な人間関係になっています。
後宮には壬氏の正体を知る人もいるので、壬氏と関わりの深い人だけでも覚えておきたいですね。
皇帝
「茘」を治める現皇帝で、34才のひげの偉丈夫は壬氏の実兄でもあります。
猫猫は梨花妃や梨花妃といった豊満な胸の女性を選んでいることから「好色親父」と思っていますが、意外にも本質の彼は純潔です。
それは東宮時代に迎えた妃が阿多のみだったことからも分かりますよね。
里樹妃のことを「母親が幼馴染」という理由で娘のように思っているほど、情に厚い人物でもあります。
高順(ガオジュン)
薬屋のひとりごとの推しは、高順❤️あ、またおじさんw壬氏様のうしろで、いつも困った顔してるのに、きゅん❤️ pic.twitter.com/gRSENo9GO0
— ⛏️🐐🥚ミナモ(ルー)🦄🕊️🌈 (@minamo_ru25) August 25, 2021
幼児期から壬氏に仕えている36才の武官で、たくましい体つきの割にお茶目でマメな苦労人です。
眉間に皺を寄せる寡黙キャラなのに、猫猫いわく「癒し系」。
猫猫のことを「小猫(シャオマオ)」と呼んでいて、壬氏の正体を知る数少ない人物。
虞淵(グエン)
後宮で医官を務めている50代の男性で、どじょうひげで小太りのお人好しです。
医師なのに死体が怖いため、猫猫は「やぶ医者」と呼んでいるほど。
宦官になってから医官の筆記試験に合格しているものの、家畜解体の実技試験においては試験中に気絶するという理由から免除されています。
当初は後宮の薬師を務めることになった猫猫のことを警戒していました。
次第に彼女に仕事を任せた方が楽できると気付いて、猫猫にお菓子や茶を出してくれるようになっています。
上級妃・玉葉妃(ギョクヨウヒ)
翡翠宮に住んでいる上級妃のひとりで、位は貴妃。
19才でありながら、公主の生母となりました。
母子の衰弱の原因を突き止めた猫猫を侍女に迎え入れた人物です。
ウェーブのかかった赤毛と緑色の目が特徴的な美人で明るく穏やかですが、実際にはいたずら好きな性格。
壬氏の猫猫に対する気持ちに気付いていて、壬氏と猫猫をからかって楽しんでいます。
侍女・紅娘(ホンニャン)
アメの使い方がうまい、玉葉妃の侍女頭です。
美人なのに男を引きつけない性質で、苦労が顔に出ていると言われるほどの苦労人でもあります。
侍女・愛藍(アイラン)
玉葉妃に仕える侍女三人娘のひとりで、玉葉妃の侍女の中では一番の長身です。
優秀なのに気が弱い性格で、よく眉が八の字になってしまいます。
猫猫の包帯や顔にそばかすを描いているのは『不幸な身の上に加え、自ら顔を汚すほどの男性不信で、水晶宮での壮絶ないじめを耐え、一切の弱音をはかずに自分達へ気を使っているから』だと勘違いしています。
侍女・桜花(インファ)
玉葉妃に仕える侍女三人娘のひとりで、比較的小柄ながら活発でおしゃべりが好きな明るい性格。
愛藍と同様に、猫猫の包帯や顔にそばかすを描いてるのは『不幸な身の上に加え、自ら顔を汚すほどの男性不信で、水晶宮での壮絶ないじめを耐え、一切の弱音をはかずに自分達へ気を使っているから』だと勘違いしています。
侍女・貴園(グイエン)
玉葉妃に仕える侍女三人娘のひとりで、おっとりした性格。
ふわふわとした髪がチャームポイントです。
愛藍と同じく、猫猫の包帯や顔にそばかすを描いてるのは『不幸な身の上に加え、自ら顔を汚すほどの男性不信で、水晶宮での壮絶ないじめを耐え、一切の弱音をはかずに自分達へ気を使っているから』だと勘違いしています。
公主・鈴麗(リンリー)
皇帝と玉葉妃の娘で「謎の病」で衰弱していましたが、猫猫の指摘によって一命を取り留めて回復しました。
父である皇帝にも、祖母である皇太后にも可愛がられて育っています。
猫猫が翡翠宮内での毒見以外の仕事として、彼女の遊び相手を勤めている様子が度々見られます。
上級妃・梨花妃(リファヒ)
水晶宮に暮らす上級妃のひとりで、位は賢妃。
東宮の生母で、優し気で儚い印象を与える人物です。
原因不明の病で息子である東宮をなくし、自身も同じ病に罹りながら、猫猫によって命を救われました。
その後、猫猫の助言によって、皇帝の寵愛を取り戻しています。
上級妃・里樹妃(リーシュヒ)
金剛宮に住む上級妃のひとりで、位は徳妃。
元々は先帝の妃でしたが、先帝が亡くなって出家。
その後、現皇帝の妃となり、後宮に戻って来たという特異な経歴の持ち主。
気弱な性格に加えて、これまでの経歴や14才という年齢を理由に、侍女からいじめられています。
過去には魚介アレルギー持ちであることが、猫猫によって明らかになりました。
上級妃・桜蘭妃(ロウランヒ)
阿多妃の代わりとして、柘榴宮で暮らす上級妃のひとり。
奇抜で派手な服装と化粧が特徴であり、毎回別人のように見えます。
マイペースな性格で、考えていることがつかめない謎多き妃です。
上級妃・阿多妃(アードゥヒ)
柘榴宮に住んでいた上級妃のひとりで、位は淑妃。
皇帝とは姉弟で、現在は離宮で暮らしながら皇帝の相談役も務めています。
男装の麗人のような雰囲気で、壬氏とよく似ていると言われる人物。
壬氏に興味を持たない猫猫も認めるほどの格好良さで、実際に男前な性格をしています。
即位前の現皇帝との間に男児を一人出産したものの、その子供は亡くなってしまいました。
出産時のトラブルによって、子供を産めない体になるという過去を持っています。
先帝
先帝は前触れなく、突然亡くなってしまいました。
猫猫は先帝が亡くなった原因を追及し、遺体が死後1年間腐らずにいた真実にたどり着きました。
先帝は亡くなる間際まで部屋にこもり、絵を描いていました。
そこで使っていた絵の具の中に、毒性のある雄黄(ゆうおう)を含んでいたものがあったのです。
その成分が体内に蓄積したことが、先帝の命を奪った原因でした。
さらに雄黄に含まれる毒はものを腐りにくくする性質があるので、体内に蓄積していた成分によって遺体が腐ることはなかったでした。
武官・文官
武官とは現代でいう軍人のことで、ほかにも事務や政などの内政をおこなう文官が役職としてありました。
李白(リハク)
筋肉質な上、身長190センチと大柄で体格が良い若手の武官。
出世株の若い武官であり、後輩たちの面倒見が良いのですが、猫猫に言わせれば「駄犬」。
壬氏の正体を知る数少ない人物のひとりです。
白鈴をいたく気に入り、本気で身請けしようと考えています。
園遊会の後、花街にある高級妓館『緑青館』の三姫と花見をすることを約束した上で猫猫の身元引受人となり、里帰りにも協力していました。
漢 羅漢(カン・ラカン)
狐目で片眼鏡という胡散臭さ満載ですが、軍部の高官で軍人としては有能。
人材登用に長けている軍師気質であるものの、実際は人の顔を認識できず、全て碁石に見えるという問題を抱えています。
羅門の甥で、猫猫の実の父親でもあります。
猫猫を身請けしようとしていたが、壬氏が部屋付きとしたことで失敗に終わりました。
侍女・下女
#全国書店員コミック
『薬屋のひとりごと』小蘭にお菓子をあげたり、脅しすぎて忌避されている水晶宮の侍女らに温石を分けてあげたりと、猫猫の心優しさも好いですよね。
翡翠宮の侍女らとも直に打ち解け、玉葉妃や梨花妃ら妃たちや壬氏ら、緑青館の皆に好かれたりと意外と人誑しですよね(≧∇≦)。 pic.twitter.com/fyKWmjVH7E— シャマナ@0224「サクラノ刻」 (≧∇≦) (@bluesyamana) March 26, 2020
侍女は妃の身の回りのお世話や雑用をする女性のことです。
下女は雑事をこなす女性で、女中と呼ばれることもあります。
妃の多い後宮では、多くの侍女や下女が働いています。
さらわれてしまった猫猫も、下女として働いていましたね。
子翠(シスイ)
楼蘭妃付の小柄な下女で、虫が好きで生態に詳しく、後宮でも虫を捕えて回っていました。
人に理解されない嗜好や旺盛な探求心など、共通点が多かったこともあって、猫猫が親しくしていました。
謎の多かった子翠は、実は楼蘭だったと判明しています。
桜蘭は普段から厚めの化粧をしていたため、侍女に影武者の役割をさせても気付かれなかったようです。
侍女が自分のフリをしている間に、子翠として振る舞っていました。
小欄(シャオラン)
貧困農家出身の後宮の下級女官で、猫猫の唯一の友人です。
偏見を持たずに仲良くなれる性格で、噂話が好きな情報通。
お菓子につられて情報を流してしまうことも…。
薬屋のひとりごと花街の人々を紹介!
最近一気に読み続けている薬屋のひとりごと💊
コミックは最新刊までいってしまったので、次はノベルス版に手を出します🙂
この作品に出てくる花街妓楼の店名が緑青館…、妙に気になるけど、気になるのは自分だけだきっと、気のせいだきっと…😓 pic.twitter.com/4pWEHyl6an— たもってぃ@いろいろほどほど (@tamotti_mfc14) July 13, 2020
「緑青館」は、宮廷にもお客を多数持っている最高級の妓楼です。
猫猫の育ての親は、緑青館の三姫と呼ばれる妓女です。
その縁もあって、たびたび緑青館を訪れています。
梅梅(メイメイ)
緑青館三姫のひとりであり、鳳仙の妹分。
幼少期の猫猫の育ての親のひとりです。
碁や将棋が得意な知性派で、面倒見が良い姉御肌気質。
羅漢を思慕していましたが、自ら諦めてしまいました。
猫猫だけは、羅漢への気持ちに気が付いています。
白鈴(パイリン)
緑青館三姫の最年長で、猫猫の姉貴分。
はだけさせた服装と髪型が特徴で、舞踏を得意とする売れっ子妓女です。
出産経験はないものの、母乳が出る体質だったため、猫猫を親代わりとして育てました。
筋肉フェチであり、李白が気になっている様子。
女華(ジョカ)
緑青館三姫の最年少で、大の男嫌いです。
幼少期の猫猫の育ての親のひとりで、詩歌作りに優れた才女でスレンダーなクールビューティー。
猫猫と性格や恋愛観が似ていて、アドバイスをすることも多々あります。
鳳仙(フォンシェン)
緑青館の元妓女だが、現在は離れに隔離されています。
碁と将棋が強く、とくに碁は凄腕の持ち主。
猫猫の実母であり、羅漢から本気で愛されていました。
やり手婆

高級妓館『緑青館』の店主。
たびたび猫猫に妓女を勧めていて、過去には妓女にするために芸事を仕込もうとしていたことがあったようです。
昔は売れっ子妓女で、西方から来た賓客を歓待する国の宴で踊ったこともありました。
偶然が重なって「月の女神」と評され、西方風の肖像画も贈られていたほどです。
ちなみに「やり手婆」は役職名であり、作中には別のやり手婆が登場しています。
漢 羅門(カン・ルォメン)

高級妓館『緑青館』の中で薬屋を営む、猫猫の養父で薬の師匠。
猫猫は「おやじどの」と呼び、尊敬しています。
温和な性格であり、薬師としても医師としても優秀な一方、損得勘定に疎く、不運体質でもあります。
元々後宮で医官を務めていて、猫猫の後押しによって医官として後宮へ戻ることになりました。
薬屋のひとりごと人物相関図を紹介!|まとめ

「薬屋のひとりごと」の人物相関図や人間関係を紹介しました。
主人公の猫猫と重要人物の壬氏に関わるキャラクターを中心にして、後宮と花街での人間関係をまとめました。
人物相関図からは猫猫が複雑な環境で育ったことだけでなく、多くの人に目をかけられていることも分かりますね。
謎めいた描写の多い壬氏は皇帝の弟でありながら、正体を隠して後宮を統括しています。
そこにはどんな狙いがあるのでしょうね。
また、猫猫が壬氏から思いを寄せられていることにいつ気付くのかが、今後の注目ポイントとなりそうです。
以上、「薬屋のひとりごとの人物相関図とキャラクターを紹介!猫猫と後宮・花街の人間関係は?」をお送りしました。