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メイドインアビス

メイドインアビスのボンドルドは上昇負荷を克服した?実験でナナチが受けた祝福とは何?

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メイドインアビスの中で、ストーリーの軸の一つが上昇負荷によるアビスの呪いによるですね。

この上昇負荷による症状を克服しようと実験を続けている白笛が、黎明教のボンドルドです。

映画「メイドインアビス 深き魂の黎明」に登場し、ナナチをなれ果てにした張本人です。

今回は、このボンドルドが行っていた実験について深掘り・考察をしていきたいと思います!

ボンドルドが呪いを克服したのか?

上昇負荷実験とはどんな内容なのか?

実験で呪いを受けなかったナナチの祝福とは?

今回は、「メイドインアビスのボンドルドは上昇負荷を克服した?実験でナナチが受けた祝福とは何?」をお送りします。

 

メイドインアビスのボンドルドは上昇負荷を克服した?

ボンドルドは、自分のことを「パパ」と慕うプルシュカをカートリッジにして、上昇負荷を請け負う役目をさせました。

これにより、6層内で上昇した時に、プルシュカが呪いを引き受けて死なずにいたため、ボンドルドは呪いを受けなかった代わりに、野獣のような姿になりました。

まさにこの瞬間、ボンドルドは呪いを克服したと言えるのでしょう。

そして、上昇後に野獣のような姿になった自分を見て、「これが祝福!」と喜んでいましたね。

祝福を受けたらアビスの呪いにかからない?

ボンドルドが祝福を受けたあと、アビスの呪いにかかることはないのでしょうか?

ナナチが、ボンドルドの実験で同じように呪いを受けずに獣になった後も、力場を避けて生活していたり、ファプタに「俺とリコは呪いを受けるから上にあげないで」と言っていることから、完全に呪いを克服したわけではないようです。

また、ボンドルドの場合は、祝福を受けたあとにリコたちに倒されてしまっているので、祝福を受けた体は亡骸となってしまいました。

ボンドルドは、自分の精神を仲間全員に移植しているので、倒されたあとは別の人間がボンドルドとして指揮をとっています。

この別の人間の体は、呪いも祝福も受けていない体なので、どちらにしても現在のボンドルドが呪いを克服したとは言えないということですね。

 

ボンドルドが行っていた上昇負荷実験とはなに?

 

ボンドルドは、アビスの呪いによる上昇負荷を克服するために、様々な実験をおこなっていました。

その上昇負荷実験の一つが、以下のような内容になります。

深界6層に続く昇降機が2台準備されていて、この昇降機に1人ずつ入ります。

昇降機には、6層の呪い「死か人間性を失う」現象を片方に押し付ける役目があります。

(ただし、押し付けられる側が途中で死んだら、もう一方も呪いを受けることになる)

この呪いを押し付ける行為は、人かそれ以外ではできません。

ナナチとミーティが実験台にされたとき初めて成功しました!

(この結果を見たボンドルドは、ナナチを「祝福の子」と呼んでいる)

実験後のミーティは、人間の姿を無くしてしまい、二重で死なない呪いまでもかかってしまいました。

その後、ナナチ以外に知性を持った綺麗な姿のなれ果てがボンドルドの元に居ないようですので、同じように実験しても成功しなかったのではないかと思います。

ボンドルドは、「愛ですよ、愛」と言っているので、呪いを片方に押し付けるとき、相手のことを最後まで思いやれる強い愛情があり、2人の間に絆がないと成功しないと考えられます。

そして、ボンドルドは、プルシュカと親子の絆を作り、プルシュカの深い愛情を育てました。

この愛情がないと、呪いを肩代わりしてもらえないんですね。

 

カートリッジはナナチとミーティのおかげで生まれた?

映画に登場し、フィギアにもなった「カートリッジ」。

この中には、人の痛覚のみを残して詰めたものが入っていて、深階6層から上昇するときにカートリッジに呪いを肩代わりさせる役割を押し付けます。

ナナチは、このカートリッジの製作を手伝っていたそうです。

複数のカートリッジを製作し、6層から上昇するときに呪いにかからないように肩代わりするようにしたんですね。

ボンドルドは、何度か6層のなれ果て村に訪れていたそうですが、上昇するときには、このカートリッジを利用していた可能性が高いです。

呪いをカートリッジに押し付けることで、自分が呪いを克服することができたのでしょう。

まさに、ミーティとナナチの関係を再現したと言えます。

しかし、この方法は完全ではなかったようです。

というもの、カートリッジをいくつも作っていたことから、カートリッジ1つで呪いに耐えられるものではない可能性があるということです。

そのため、強い絆を作って、強力な「呪い避け」を作りたかったのだろうと考えられます。

実際に、ボンドルドは上昇するときに複数のカートリッジを背中に入れていました。

そして、カートリッジの中の人が死んだときに吹っ飛んでいくようにしていたみたいです。

そのカートリッジの一つがプルシュカだったのですが、プルシュカはボンドルドが上昇が終わるまで死なずに耐えてきたため、ボンドルドは見事祝福まで受けられたということなんでしょう。

 

ボンドルドは上昇負荷実験を続けている?

ボンドルドは、リコたちが去った後も多くの人を犠牲にして、人体実験をおこなっているのでしょうか?

5層のイドフロント(前線基地)に、今でもボンドルドは部下たちと共に残っています。

ボンドルドは、ゾアホリック(精神奴隷機)を利用して、自分の代わりの人間をたくさん作っているので、「ボンドルド役」が1人死んでもすぐに次のボンドルドが現れます。

“ぞう”
“ぞう”
すぐに新しい人が成り代わるから、「新しいボンドルド」って言われるのかな?

リコたちが、6層へ通じる祭壇を使ってラストダイブしたときにも、ボンドルド役はすでに別の人間が行っていました。

そのため、ボンドルドはそのままイドフロントに残って実験を続けている可能性が高いと言えます。

また、リコたちの思いや感情は、ボンドルドには全く響いていないことも分かっています。

リコたちに倒された時にも、「素晴らしい!」と褒め称えるばかりで、悔しい・悲しい・痛いといった感情は全くないことがわかります。

さらに、黒笛ハボさんがボンドルドに会ったときの印象をこのように語っていました。

俺も今までぶったまげるような原生生物や

狂気に触れた探窟家連中にも出くわしてきたがよ

ボンドルドに会った時の印象はどれとも違った

奈落に怪物がいるとするなら

恐らくああいうのを言うんだ

つまり、ボンドルドは人間ではなく怪物にしか見えないということですね。

人の感情を持たない怪物が、子供3人に負けたからといって今行っている実験をそう簡単に止めるわけないですね。

 

ボンドルドはほかにも実験をしていた?

ボンドルドは、上昇負荷実験以外にも色々な実験を行っていた可能性があります。

  • 人体実験を行った薬品の開発
  • 開発した薬品で外資を獲得
  • 珍しいものがあれば解体・検査
  • 不可侵のルートを開拓
  • 深層でも活動できる拠点の確保
  • 停滞していた探窟技術をふたつ飛びで推し進める
  • 大量の羽虫の駆除成功

探窟家として多くの成功があった裏には、それ以上の人を犠牲にしてきたということです。

また、ハボさん情報では、人体実験以外にも多くの犠牲があったようです。

  • 羽虫の駆除には、大量の毒を流す
  • ルート確保に邪魔な動植物を周辺環境ごと根絶やしにし、探窟家などがいてもお構いなし

技術開発の裏に潜む闇っていう感じでしょうか。

これは、完全に現代・現実の社会発展にも言えることですね。

そのため、ボンドルドにはファンが多く、「憎めない」「ボンドルドの気持ちはわかる」といった、肯定的な意見も結構あるのです。

 

メイドインアビスの上昇負荷実験でナナチが受けた祝福とは?

ナナチは、孤児として暮らしていたところ、他の子供たちと一緒にボンドルドの基地に誘われてアビスへ向かいました。

他の探窟家と違い、ボンドルドが築いたゴンドラに乗って直接5層まで進んでいます。

ここで、気づかないうちに全員がアビスの呪いを克服するための様々な実験に使われました。

ナナチも同様に仲良しのミーティと共に上昇負荷実験を受けて、唯一成功した少年です。

しかし、ナナチは「祝福」を受けたことによって人間と獣合の子のような姿になり、さらに力場を見る力がつきました。

この力場とは、呪いの正体のことを言います。

つまり、ナナチは5層での呪いにあたる「人間性の消失または死」という呪いを避けることができた上、獣の要素を取り込んだ体とアビスで生きていくために必要な力場を見る力を得たんですね。

これが、ボンドルドのいう「祝福」かと思われます。

さらに、ナナチはなれ果て村の住人マジカジャに

「きちんと命を持っている

強い強い欲で守られたんだろうね

素晴らしい価値だよ」

(参照:メイドインアビス6巻)

と言われています。

このことから、本当の祝福は姿を保ったことではなく、何も奪われずにそこに存在していることなのでしょう。

ミーティが一身に2人分の呪いを受けたとき、ナナチを守りたいという強い気持ち(欲)が、ナナチという存在そのものをそのまま保たせることができたのでしょうね。

 

メイドインアビス上昇負荷実験はどんなもの?|まとめ

いかがでしたか?

ボンドルドの話は、ラストダイブ後にミーティの複製を連れてきたこと以外に話は出ていません。

リコたちが先に進んだ後に何してるのかは分かりませんが、改心はまずしていないと言えそうですね。

さらに、ボンドルドのおかげで探窟家たちが救われている部分もあるので、実験などは止めていないと考えられますね!

今後、またボンドルドが出てくるのか楽しみです。

いつか、彼も奈落の底まで来るのでしょうか。

今回は、「メイドインアビスのボンドルドは上昇負荷を克服した?実験でナナチが受けた祝福とは何?」をお送りしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
ハル
千葉在住 子どもたちを溺愛しながらも、育児に苦悩する日々です ニックネームは愛犬から拝借♪
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