『花とゆめ』(白泉社)にて、2009年から連載を開始した『暁のヨナ』。
全世界累計部数は1000万部を超えており、アニメ化や舞台化もされている人気作です。
少女漫画でありながら、戦闘シーンや国・民族の政治的情勢の描かれ方などから、少年漫画のような熱さを持ち合わせる珍しい本作。
主人公であるヨナは、ただ守られる側ではなく、武芸を教わりながら心身ともに成長し王(指導者)としての品格が出てくるというのも魅力的な点です。
そんな暁のヨナは現在も連載中で、いつどのような形で完結するのか、多くのファンが関心を寄せています。
そこで本記事では、暁のヨナの完結がいつになるのか、これまでのストーリー展開に触れつつ、徹底予想していきます!
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目次
暁のヨナ完結いつ?

暁のヨナは2009年から連載が開始されましたが、14年が経過した今も完結していません。
そのため、当時小学生だったけれど今も読んでいる、まさに人生の半分近くを本作とともに過ごしているという人もいます。
小学生から読んできた物語が完結したりして、わたしをつくってきたのはやっぱり花とゆめだったんだ…と感慨深い
あとは暁のヨナを見届けることが花とゆめ人生の使命…— ぴづ (@pidu_ouo) June 25, 2023
気になる完結がいつになるのか?という点ですが、正直なところ予想することが非常に難しいです。
2015年に作者の草凪みずほさんは、読者からの「いつ完結させるのか?」という質問に対して、
これも雑誌の掲載ペースや、読者様の需要も関わってきますので今のところハッキリ分かりません。もうすぐ終わるとかは流石にありませんが、私の一存ではなく編集さんと相談して決めます。
と回答していました。
つまり、作者が完結させたいからさせるのではなく、出版社の事情や読者の需要といった様々な状況を見て決めるということです。
また、2023年6月時点で41巻まで単行本が出ていますが、回収されていない伏線が多く、明確な完結に向かう流れにはなっていません。
以上のことから、いつ完結するかは現状不明です。
ただ、2019年に連載10周年の作者インタビューがされた際に、
──ストーリー全体を登山に例えると、現在の「ヨナ」は何合目くらいでしょうか?
うーん……あくまでイメージですが、7合目くらい?
とお話されていたため、それから4年が経った現在は、少なくとも8合目には来ているはず。
となると、そろそろ完結も近くなっている可能性が高いですね。
暁のヨナ1話から最新話までネタバレ!!

暁のヨナはここまで以下の流れでストーリーが進んできました。
- 序章/四龍編
- 火の部族編
- 水の部族編
- 金州・ゼノの過去編
- 斉国編
- 真国編
- 千州編
- 緋龍城帰還編
- ヨンヒ手記編
- 戒帝国編
全編を通してネタバレ解説していきます。
序章/四龍編
主人公であるヨナは高華国のお姫様として、父親であるイル王や専属護衛のハクに守られ甘やかされて育ちました。
そんなヨナでしたが、16歳となった誕生日の夜に、想いを寄せていた従兄で幼馴染のスウォンがイル王を殺されてしまい、さらに自身の命も狙われることに。
ハクに守られなんとか逃げ延びたものの絶望の淵に立たされましたが、その後気力を取り戻し、追手から逃亡する中で出会った神官・イクスから、「高華国に伝わる四龍の戦士を探せ」という神託を受けます。
そうして始めた旅で、四龍である『キジャ(白龍)・シンア(青龍)・ジェハ(緑龍)・ゼノ(黄龍)』と出会い、そして世の中を見て回っていくと、ヨナは父であるイル王の国の治め方によって不幸になっていた人達がいるのを知ります。
そんな人達を救いたい、強くなりたいとヨナは決意するのでした。
火の部族編
火の部族は、横暴な役人によって苦しめられていました。
ヨナはハクと四龍達と賊を名乗り、役人を追い払うことに。
そこに火の部族長の次男テジュンが賊討伐を命じられてやってきますが、彼こそヨナとハクを追い詰め命の危機に瀕するキッカケを作った人物でした、
ヨナを殺してしまったと思っていたテジュンは動揺しますが、ヨナの民を救おうと奔走する姿に影響を受け自らも奔走し、ヨナに火の部族領を託されます。
そんな折、テジュンの父親である火の部族長スジンが高華国の王位を狙い、隣国の戒帝国の豪族であるリ・ハザラと手を組んで謀反を起こします。
ヨナはスジンを止めるべく彼の前に立ちはだかり、スウォンも彼の謀反に気が付き迎え撃つことに。
結果として謀反は失敗し、首謀者のスジンは見下していた部下に見限られ、殺されてこの事件は幕を閉じます。
水の部族編
水の部族領を訪れたヨナは、ナダイという麻薬の横行によって、荒れ果ててしまっている現状を知ります。
その原因を突き止めるべく調査を開始すると、偶然にも水の部族長の娘であるリリと出会うことに。
ナダイを横行させた犯人である闇商人のヒヨウは、自分の計画を邪魔するヨナとリリを消すべく、南戒の大船団を招集します。
ヨナはハクや四龍と、そしてリリは用心棒としてなんとスウォンの素性を知らぬまま雇い、ヒヨウと激突します。
ヒヨウはヨナを殺そうとしたことでハクの逆鱗に触れ、全力で殴り飛ばされ死亡し、計画は潰えました。
金州・ゼノの過去編
戒帝国(南戒)の領土である金州に訪れる悲劇。
それはスウォン率いる高華国が、金州に侵攻したことに端を発します。
金州はかつて高華国の領土であった場所で、返還を求められたものの拒否したために、戦へ発展しました。
戒帝国軍はわずか数日で敗れ、敗残兵となった者達による虐殺と略奪が横行します。
その現状を目の当たりにして、ヨナはスウォンのやり方に疑問を感じるのでした。
そして四龍の1人であるゼノが不老不死であることが判明します。
彼は高華国を平定した初代国王である緋龍王に仕えた初代の四龍で、みんなが寿命などで死んでいく中、1人死ぬことができず緋龍王の生まれ変わりを待ち続けていたのです。
そして遂に現れた生まれ変わりがヨナであり、そのもとに再び四龍が集結します。
ゼノは今しばらく、ヨナ達と一緒に過ごし、不老不死である自分の存在する意味を探そうと決意するのです。
斉国編
リリの護衛のために、水の部族領と接する斉国へ入るヨナ達。
しかし、麻薬のナダイを流通させている商人であるツバルに、ヨナとリリは捕まり奴隷として働かされることになってしまいます。
ヨナを救うべくハクと四龍が、リリを救うべくスウォンがそれぞれ動き出します。
ハクとスウォンは互いの存在を認知するも、ヨナとリリを救うために協力することに。
無事に助け出すことに成功し、斉国は四龍や高華国によって制圧され、高華国の属国となることで決着を迎えます。
真国編
風の部族領に接する真国では、高華国に戦を仕掛けようとするコウレン姫の派閥と、戦を避けたいタオ姫の派閥に分かれていました。
戦を止めたいヨナは、スウォンと対峙し牽制すると、真国との会談を取り付けます。
しかし今回の黒幕である真国の神官ゴビが、ヨナ達の前に立ちはだかります。
ゴビはタオ姫を利用して、国の実権を握ろうとしていたのです。
ヨナに大量の矢が放たれ命の危機に立たされたとき、四龍の力によって龍が現れ彼女を守ります。
会談に来たスウォンによって戦は回避されることとなりました。
千州編
火の部族領に戒帝国の軍勢が侵攻してきたことを知ったヨナ達は、これを助けたことでその存在が知れ渡ってしまいます。
テジュンの手引きで彩火城へ匿ってもらいますが、ゴビに扇動された戒帝国の豪族であるグエルボに、ヨナ・ユン・ジェハ・ゼハは連れ去られてしまいます。
ハクはヨナ達を救うために、スウォンの参謀ケイシュクと手を組むことに。
ハクとクエルボは一騎打ちの末、からくもハクが勝利をおさめますが、ゴビの手によって城に火が放たれてしまいます。
火と煙の中でようやく再開したヨナとハクは、互いに満身創痍の中でハクがヨナに口づけを交わします。
そして今回も暗躍していたゴビは、とうとう捕えられるのでした。
緋龍城帰還編
ボロボロになりながらも、千州との戦に勝利し生き延びたヨナ達。
ケイシュクから緋龍城への帰還を提案されたヨナは、彼を疑いつつもかつての故郷へ。
そこへ真実を知らない民衆達が、ヨナと四龍の帰還を喜びます。
さらにケイシュクは、四龍の力をお披露目するために武術大会を開催し、民衆の支持を高めようと画策。
ハクは軍に入隊し、再びヨナの護衛になるべく己の実力でのし上がることを決意します。
ヨンヒ手記編
スウォンの母であるヨンヒの手記を手にしたヨナは、そこで数々の事実を知ります。
ヨンヒが緋龍王の血筋であったこと、それを知った神官達がスウォンの父であるユホンによって殺されたこと。
イル王の妻となったカシが、実は処刑から免れた巫女であったこと。カシが死んだのはユホンが裏で糸を引いたと考えたイル王が、ユホンを殺したこと。
そしてイル王の手紙には、自分がいつかスウォンに殺されることを覚悟していたという驚愕の事実も書かれていたのです。
ヨナはそれを辛い思いで読み進めるのでした。
戒帝国編
体調の優れないスウォンに代わり、ヨナは南戒使節団との会談に出席しますが、南戒側の策略により使節団のうちの1人ランタンを毒殺した犯人に仕立て上げられ、高華国への宣戦布告の口実にされてしまいます。
そしてランタンの葬儀に現れた南戒のメイニャンが、実はスウォンと同じく緋龍王の末裔であることが判明。
メイニャンはスウォンにヨナのもとにいるハクや四龍を奪おうと持ち掛けますが、スウォンはバッサリとこの提案を拒否。
その一方、高華国と戒帝国では、両軍の戦いの火ぶたが切って落とされます。
様々な人物の思惑と策略が交差する状況で、果たしてヨナやハクと四龍、そしてスウォンはどうなるのか・・・。
暁のヨナ結末情報!

暁のヨナの結末がどのような形で迎えるかは、多くのファンが気になっている点です。
- ヨナが高華国の新たな王となる
- ハクや四龍とともに放浪を続け英雄となる
- 四龍が力を失い普通の人間に戻る
など、様々な予想がされています。
スウォンがイル王を殺害し新たに王となった真の目的や、神官イクスの神託の本当の意味など、本作の核となるであろう判明していない謎も多いため、これ次第というところもあるでしょう。
ただ、1話冒頭で大人びたヨナが、誰かとどこかへ出発しようとしている描写がされているので、これが結末を示唆している可能性があります。
連載開始から14年が経過し、2019年の時点でストーリーは7合目とのことですので、結末を迎えるのもそう遠くないでしょう。
ぜひ最後を見届けたいところです。
暁のヨナ完結いつ?|まとめ

本記事では、暁のヨナの完結がいつになるか、ここまでのネタバレも含めて触れてきました。
以下まとめとなります。
暁のヨナ完結いつ?
現状不明だが、2019年に7合目と作者が回答しているため、完結は遠くない。
暁のヨナ結末情報
1話冒頭で大人びたヨナが誰かとどこかへ出発しようとしている描写があるため、これが結末を示唆している可能性が高い。
長期に渡り多くのファンに愛されている本作が、どのような終わりを迎えるのか、見逃さないようにしましょう。
ここまでの伏線、ヨナとハクとスウォンの関係、四龍達の最期など、まだまだ目が離せません。
以上、暁のヨナの完結いつ?でした!