スラムダンクの新作映画が12月3日に公開されました!
Youtubeでスラムダンク映画の特番がやったり、声優変更の話がネットニュースにでたりと何かと話題になっています!
気になるスラムダンク映画の内容は山王戦であったと判明しましたね。
スラダンファンからは、「動いている沢北が見れた!」と歓喜の声も聞かれました。
しかし、「内容がイマイチ」「初見の人は置いてけぼりになる」などの批判の声も多くあり、評価は分かれたようです。
さらに、ファンをがっかりかせたのは、「山王戦の名シーンを一部カット」されていたこと。
スラダンの山場であり、最高で最後の一戦だった山王戦が、ダイジェストのように終わってしまったというのです。
原作に沿わずに、内容を一部変えたのはなぜなのでしょうか?
今回はスラムダンク映画の内容について、鑑賞した方々の声を元に考察も含めてご紹介します。
今回の記事でわかること
- スラムダンク映画の山王戦はイマイチ?
- スラムダンク映画で原作カットした理由を考察
目次
スラムダンク映画内容がイマイチ?
公開が近付いてきたSLAM DUNKの映画、どんな内容だろ?山王戦になるのか、山王戦の後の話になるのか…楽しみ pic.twitter.com/Xy7HI1Upy3
— 依田和英 (@kazuhideyoda) November 5, 2022
スラムダンク映画の内容は、山王戦が中心であることがわかりました!
山王戦が見たい!と、多くの声があったので、歓喜した人も多かったようです。
ただ、ストーリーについては「イマイチ」とこ答えた方も多かったんですね。
その理由は、大事な背景の描写や選手たちの想い、キーパーソンの不在が挙げられます。
陵南の仙道や魚住が登場しなかった
山王高校の圧倒的な超高校級レベルに圧倒される湘北メンバー。
いつも冷静な流川ですら、沢北に手も足も出ない状態となってしまいます。
沢北のレベルの高さに驚いた流川は、ライバルである仙道に1人だけ勝てなかった選手がいると言われたことが頭をよぎります。
その名前は、「北沢」
名前が間違っていたことに気づいた流川は、心の中で仙道に盛大にツッコミ!!
このシーンは、流川が海外に行くことを考えていた時、日本にも自分より格上がいることを初めて見せつけられた大事なシーンです。
このシーンないって辛い!
流川ファンとしては、この初めてコテンパンに流川がやられちゃうシーン見たかった!
そう思っていた方も多いのではないでしょうか?!
さらに、赤木が河田兄に思いっきり吹っ飛ばされて、もう足元にも及ばないと感じてパニック状態のところ、魚住が板さんの格好で語りかけるんです。
このシーン、赤木が今まで自分がやってきたこと、自分のバスケスタイルを思い出す大事なシーンなんです!
そして、クスッと笑えるし、魚住と赤木の関係に泣けるんです!
このシーン、削らないでよぉ〜!と思ったファンは多いはず。
桜木が晴子の肩掴んで告白シーン
初めてこのシーンを読んだ時、「花道〜!ちがーーーう!」と突っ込んだ人多かったですよね?
花道が、ルーズボールを取ろうと思いっきり自陣のベンチに突っ込んで行く時、走馬灯のように、バスケを始めた時のことから今までのことを思い出すんです。
今、自分がここに立っている、このボールを追いかけているのは、「バスケが好きだから」ということを切に感じた瞬間。
晴子に、「バスケは好きですか?」と聞かれた質問を、心から答えるあのシーン。
ないんです。
これは、辛い。
だってめちゃくちゃキュンとしたから〜!
このシーンが見れないのは辛すぎる。
三井寿の根性見せたシーン
みっちゃんこと三井は、ブランクのせいでメンバー1体力がない男でしたね。
このことは、本人も悔しい想いをなん度もしている描写が出てくるたびに、胸がキュッとなりました。
しかし、山王戦ではこの体力のなさを意地で片付けた三井。
「俺は諦めの悪い男…三井寿」
「静かにしろ…この音が、何度でも俺を甦らせる」
極限状態で、3Pを決める三井は本当かっこよかったです。
最後まで諦めないことを、花道と同じくらい体現した三井のこの姿勢に、グッと来た人も多かったですよね?
このシーン、ないんです。
新しい設定が追加
話が深掘りされるように、新たな設定も追加されました。
その設定が、必要だったかどうかと疑問に感じている人も多かったですね。
そして、その設定が入ったことで、この映画の中心は多くの人が予想した通り、宮城が主役的存在になったのです。
宮城と三井は中学からの知り合い
三井が不良だった時、宮城にちょっかいを出す理由が自分と同じように自信過剰でバスケセンスがあったからというものでした。
ただ、それだけでなく、実は宮城のことを中学から知っていたという後付け設定が入ってきたんですね。
この設定で、2人の過去の関係がさらに深くなり7巻前後のいざこざに対して「なるほど〜」と納得できた人も多かったようです。
宮城の家族との関係
原作では全く触れられなかった宮城の家族の存在が出てきました。
家族との関係の中、バスケを頑張るもう一つの理由が浮かんできたという設定ですね。
綾ちゃんが好きなだけじゃなかったようです。
でも、ここは綾ちゃんだけで良かったんじゃないかな〜と。
宮城のこの純粋さがめちゃくちゃ好きだったので、個人的にいらないと思いました。
スラムダンク映画で山王戦の名シーンカットした理由を徹底調査
見終わった後、前の人が「新規は置いてけぼりだね」との感想だったけど自分は全く逆で、見たことがない人にも楽しめるよう2時間の中で必要な情報とそうでないものをしっかり整理されてあったと思う。原作を知ってる人も知らない人もこの映画を見ればスラムダンクを読みたくなるはず#スラムダンク pic.twitter.com/kL2MYEIpEi
— ホットケノービ (@hotkenobi) December 3, 2022
スラムダンク山王戦の色々なシーンがカットされて、残念に感じた方は多かったようです。
ただ、内容を知っているからこそ、カットされた部分のシーンを思い浮かべながら、スピード感のあるバスケを体現できたとも言えますね。
すでに映画館で鑑賞した人の中には、もう一度漫画を読み直して再度映画を見に行くという人もいました。
なんだかんだ、やはり動いている山王戦を見たいという想いが満たされていることに違いはありません。
山王戦の中に、名シーンはまだまだたくさんあります。
そして、新たな裏設定が出てきたことで、原作よりもより深くメンバーを知ることができ、原作全体に対して深みが出たことも確かです。
山王戦は宮城が元々中心だった
山王戦では、王者に挑む湘北の中で、宮城が自分の強みを消されて心が折れるシーンがありました。
バスケでは、ポイントガードである宮城が全てのスタートとなります。
この宮城が完全に封じられてしまうと、湘北はゴールを狙うどころか自陣までボールを運べない可能性が高くなり、簡単にカウンターを喰らってしまうんです。
宮城が崩れると、湘北全てが崩れる。
前半戦の大きく引き離された要因の一つでもあります。
スピードでの勝負以外の方法を見つけた宮城の進化を感じられたのが、この山王戦といっても過言ではないですね。
そのため、宮城の背景をより濃くしたかった井上先生の考えがとてもよく分かります。
湘北メンバー全てが主人公で考えてしまうと、この試合を2時間でまとめるのは不可能です。
そのため、宮城にフォーカスすることで、他メンバーの背景を削るしかなかったとも言えるでしょう。
仙道や魚住が誰なのかわからない人への説明を省きたい
陵南と言えば、練習試合からの因縁のライバルですね。
ただ、この山王戦では仙道や魚住との今までのやりとりがわからないと、突然出てきた彼らの存在に困惑する人が多いでしょう。
そのため、今回陵南選手の登場をカットしたと考えられます。
ただ、仙道や魚住の登場は、流川と赤木とに関してのキーパーソンとなるため、宮城を中心とした今回の映画ではカットしても話が伝わるようにリメイクされています。
原作の中で一番ストーリーが少なかった宮城にスポットを当てた
宮城は、湘北メンバーの中で一番背景やストーリーが少なかったメンバーです。
家族関係や目標、中学での活躍や他校選手との関係性など、全体的に他のメンバーより薄いですね。
赤木は陵南高校の魚住や海南高校の牧との関わりが強いですね。
流川は陵南高校の仙道とライバル関係でした。
三井は、海南高校の神をライバル視していました。
花道は、福田とよく喧嘩していましたね。
ただ、宮城は何度もぶつかるような相手はいませんでした。
翔陽高校のキャプテン藤間と試合でぶつかった際、初めてレベルの高い同じポジションの選手と戦いました。
ただ、その後に藤間は赤木と同じキャプテン同士としての対立ややりとりがあったので、宮城との関わりは薄かったのです。
宮城ファンとしては、宮城にスポットを当てた映画になったことで、新たな設定や背景が分かり、より宮城というキャラが深まって嬉しかったと思います!
宮城と湘北メンバーとの関係性は?
赤木は、全国制覇を目標にとにかくバスケに打ち込んだが、1年の時は小暮以外誰もついてきてくれませんでした。
そんな時、2年になって宮城が入ってきて一気に全国への道が開けたのです。
三井は、1年の時に怪我をしてからバスケに戻れずモヤモヤしていたところ、宮城が入部してさらに輝くバスケ部にイライラしていました。
そして、宮城を目の敵にして何度も試合に出れなくなるほどリンチした過去があります。
バスケ部に戻ってからは、宮城との関係は良くなっていますね。
流川は、宮城が一目おくほどのルーキーです。
ちょっと流川に花道と同じ扱いをされています。
花道は、宮城復帰初日から喧嘩する仲でしたね。
花道のことを、喧嘩しながらも気にしてくれていた宮城です。
宮城復帰初日から、どあほうコンビと流川に言われていました。
宮城とそれぞれのメンバーとの関係は、非常によく、喧嘩するようなことはなかったですね。
ポイントガードということもあり、他の4人やベンチメンバーともいい関係で、誰に対してもフラットな付き合いをしている印象です。
フラットだからこそ、深く誰かと関係ができるようなタイプでもなかったので、目立つようなストーリーがないと言えるでしょう。
だからこそ、今回宮城がフォーカスされた可能性が高いんですね!
初見でも楽しめるという声は多い!
スラムダンクのアニメや原作漫画を読んでいなくても、今回の映画を初めてみて「面白かった!」という声も多くありました。
カットされたシーンを知らなくても、バスケにかける情熱や、最後まで諦めずに戦い続ける精神はしっかり映画を見た人に伝わっていました。
原作を知っていても知らなくても、スラムダンクの面白さを映画館で堪能できるんですね。
イマイチかどうかは、ぜひ自分の目で確かめてください!
スラムダンク映画内容が山王戦はデマ?|まとめ
スラムダンクの映画を見るまでは死ねない。
山王戦お願いします。 pic.twitter.com/xYEt78lkPN
— ACQUA/あくあ (@acqua_db) July 5, 2021
今回はスラムダンク映画がイマイチという声をもとに考察して行きました。
まだ見たことない人も、スラムダンクの原作を知らない人も、今回の映画でこのバスケ漫画をぜひ手に取ってもらいたいと思っています。
そして、内容を知った上で、また映画を見るとさらに山王戦の面白さ、宮城のいい男っぷりが
ネット上で噂される山王戦、デマではないかとも声もありました。
- スラムダンク映画の山王戦は後半にフォーカスしている
- 主人公は宮城色が強い
- 新しい設定もあり、カットされたシーンも多い
- 初めてスラムダンクを見る人も楽しめるという声もあり
- 面白いかイマイチかは見てのお楽しみ!
今回は「スラムダンク映画はイマイチ?山王戦名カットシーンした理由を徹底調査!」と題してお送りしました。
最期までお読みいただきありがとうございました!