新幹線移動では、1時間以上の時間を動画視聴やオンラインゲーム、お仕事をされる方など有効活用していきたいですよね。
新幹線のぞみでは、フリーWi-Fiが使えるようになり、車両によってはコンセント完備もしているので、スマホやPCでたっぷりと自分時間を過ごせるようになりました。
ただ、フリーWi-Fiは暗号化されていない通信のため、利用の際にはどうしてもリスクがついてきます。
今回は、新幹線のぞみのフリーWi-Fiを利用して
- どんなリスクがあるのか?
- 暗号化って何?
- どうやってセキュリティを強化するの?
を紹介していきたいと思います。
フリーWi-Fiを使ってインターネットを利用するなら、しっかり安全を確保していきたいですね。
今回は、「新幹線のぞみのフリーWi-FiはVPNでリスク回避?暗号化によるセキュリティ強化で安全を確保」をお送りします。
目次
新幹線のぞみのフリーWi-FiはVPNでリスク回避?

出典:JR東海
新幹線のぞみでは、全線にフリーWi-Fiを利用できるようになりました。
これにより、新幹線のぞみでも長時間インターネットを楽しめるようになりましたね♪
しかし、フリーWi-Fiといえば、ハッキングなど犯罪の温床にもなっており、利用者は常にリスクがつきまとっています。
具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか?
新幹線のぞみのフリーWi-Fiで考えられるリスクとは?
フリーWi-Fiを何の対策もない状態で利用するのは、以下のようななリスクがあります。
- 盗み見や盗聴
- 個人情報の不正取得
- 情報漏洩
- ウイルス感染
- なりすまし被害
具体的にどのようなリスクになるのか、以下でご紹介します。
リスク1:盗み見や盗聴
暗号化されていないWi-Fi環境でSNSでのやり取りを行なった場合、それらの情報の盗み見・盗聴される可能性が非常に高くなります。
さらに、パスワード情報も入手されやすくなり、乗っ取りの被害にあう場合もあります。
リスク2:個人情報の不正取得
暗号化されていないWi-Fi環境でサイトにアクセスした場合、そのURL情報や入力した情報も不正に取得される可能性があります。
また、入力した情報がクレジット情報だった場合、不正利用される恐れがあります。
また、楽天市場・Amazonなどのネットショップサイトを利用した場合もパスワードなどを入手・書き換えされてしまう可能性があります。
リスク3:情報漏洩
大切なデータをメール送信したり、データ送信アプリを利用した場合も、やはり暗号化されていない環境であった場合、抜き取られる可能性が非常に高いです。
それらのデータが情報漏洩に繋がった場合、顧客情報などや社外秘情報など、内容によってはとんでもない被害を生むことがあります。
最悪、訴訟に発展するケースもあります。
リスク4:ウイルス感染
利用している新幹線のぞみWi-Fiのプロバイダがウイルスに感染していた場合、Wi-Fi環境を利用したほぼ全ての人がウイルスに感染する可能性があります。
実際に、アルゼンチンのカフェで、マルウェアに感染したプロバイダを利用した人のPCが同様に感染し、仮想通貨のマイニングが勝手に実行された被害にあったそうです。
他国での出来事ですが、国内の公衆Wi-Fiでも十分可能性がある事例ですね。
リスク5:なりすまし
マクドナルドとよく似た偽のアクセスポイントを準備し、間違ってアクセスしてくるのを待つ「なりすまし」という手法があります。
非常によく似たアクセスポイント名を作成するので、実際に間違って接続してしまい、被害にあったケースが跡を絶ちません。
不正なアクセスポイントに接続してしまっているので、偽のサイトに誘導されたり、直接ウイルスを付けたデータを送りつけられるなど、攻撃を受けやすくなってしまいます。
利用している本人は、マクドナルドのWi-Fiでインターネットを利用しているつもりなので、何の躊躇いもなく偽サイトに進んでしまったり、ウイルス感染したファイルを開いてしまう可能性があります。
たとえば、ネットバンクへアクセスしようとした場合、偽サイトのログイン画面に誘導され、入力したパスワードなどの情報を抜き取られてしまう可能性があります。

フリーWi-Fiのリスクを回避する方法5選
- クレジット情報を扱うサイトを利用しない
- https://のサイトのみ閲覧する
- 覗き見防止カバーを利用する
- テザリングを利用する
- VPNを利用して専用線を使う
リスク回避1:クレジット情報を扱うサイトを利用しない
フリーWi-Fiを利用する場合、通信中の情報は保護されていないことが多いため、自分が開いているURLや入力した情報がそのまま他人に見られてしまうリスクがあります。
そのため、個人情報やクレジット情報などを入力したり、すでに登録されている情報を取り扱っているサイトの利用をすることを避けるのがベストです。
例えば、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天などのオンラインショップで買い物をしないこと、パスワードを入力して会員制のサイトを開かないようにしましょう。
リスク回避2:https://のサイトのみ閲覧する
現在、ほとんどのサイトURLは「https」タイプになっています。
「https」とは、サイト自体が情報を暗号化し、他人に傍受されないよう保護してくれています。
対して、「http」サイトは、暗号化されていないサイトになりますので、公共のフリーWi-Fiを利用する場合は絶対に利用しないことをおすすめします。
しかし、「https」の暗号化も特殊なプログラムで解析されてしまうので、完全に安全とは言えません。
リスク回避3:覗き見防止カバーを利用する
物理的な回避方法になります。
新幹線の席は、後ろから容易にPCやスマホの画面を覗けるようになっています。
そのため、気づかないうちに自分の情報を盗み見されている可能性もあります。
そのようなリスクを避けるためには、斜めから画面が見えなくなる覗き見防止カバーを利用することをおすすめします。
リスク回避4:テザリングを利用する
PCやタブレットの場合であれば、スマホをテザリングで繋いで利用するのも良いでしょう。
スマホをフリーWi-Fiに繋ぎ、そのスマホとPCやタブレットとテザリングします。
そうすることで、直接的にはフリーWi-Fiを利用しなくなるので、安全性が向上します。
しかし、スマホはフリーWi-Fiにつながっているので、スマホでの通信には注意が必要になります。
リスク回避5:VPNを利用して専用線を使う
1〜4のリスク回避については、すぐにできる対策になります。
しかし、どれも万全の方法とは言えないですし、行動を制限してしまうものもあるため、不便さが残ってしまいます。
万全のリスク回避としては、VPNの利用をおすすめします!
VPNであれば、フリーWi-Fiでも通信保護をしてくれるので、安心してインターネットを利用することができます。
新幹線のぞみのフリーWi-Fiは暗号化によるセキュリティ強化で安全を確保

出典:鉄道チャンネル
新幹線のぞみのフリーWi-Fiは、暗号化がなされていないため、利用者は自分でセキュリティを強化して安全にインターネットを使用する必要があります。
しかし、そもそも暗号化とはどういうものなのでしょうか?
暗号化とは何?
暗号化とは、データの内容を他人には分からなくするための方法です。
インターネット上では、データを送信する際に他人が解読できないように情報を文字や数字の羅列に変えてしまいます。
そして、その情報を解読するための鍵(暗号鍵)を後から追って送信します。
受信先では、その両方を受け取って解読した内容を閲覧できるようになります。

電子署名を利用することにより、情報の送信元のなりすましやメッセージの改ざんが行われていないことを確認することができます。
電子証明書は、電子署名技術を用いて、Webサイトや電子メールが正しいものであるかを証明するものです。Webブラウザやメールソフトに表示される鍵のマークをクリックして、「証明書の表示」を選択することにより、そのWebサイトや電子メールが正しいものであるかどうかを確認できます。
(出典:総務省)
VPNで暗号化してセキュリティ強化
VPNとは、「Virtual Private Network」の略で、訳すると、「仮想専用線」となります。
VPNを提供している会社と契約すると、契約者しか利用できない専用の線(IPアドレス)をもらうことができます。
この専用線を利用すると、VPN提供会社が準備した暗号化のトンネルを通って、自分の実際のアドレスを公開することなく、様々なサイトに接続しに行ける仕組みです。
どんなサイトにも安全に接続しに行ける、万全のインターネットセキュリティと言えるでしょう。
では、実際にはどんなVPNサービスがあるでしょうか?
実際に通信セキュリティに力を入れているVPNサービスを次で説明します。
セキュリティ強化のおすすめVPN
ここでは、筆者が特におすすめするVPNをご紹介します。
おすすめ1:NordVPN
おすすめ2:Millan VPN
おすすめ3:セカイVPN
NordVPN
Nord VPNは、安全なVPN接続により、個人情報や銀行のパスワード、機密メッセージの内容が外部から抜き取られる心配はなくなります。
NordVPNなら、安全に公衆無線LANを使用したり、出張や外出中に個人・仕事のオンライン情報にアクセスしたり、ウェブブラウザの履歴などを他人の目から守ることができます。
- 次世代暗号化通信、マルウェア対策などのセキュリティ対策が強固
- ノーログポリシーやIPマスクで個人情報保護も万全!
- 無制限の帯域幅を利用するため、高速接続で安定してる!
- 設置サーバー数が多いので、海外へのアクセスもスムーズ
- 24時間年中無休のサポート体制
- ChromやFire Foxの拡張機能で接続可能
- 海外の有名ユーチューバーも利用しており、世界的に有名な会社

NordVPNは、世界中からの信頼も厚く、国内でも有名なVPNサービスの一つになります。
OSに関しては、Windows、Mac、iOS、Androidに対応しているので、ほぼ全てのデバイスで利用が可能で、すべてのプラットフォームでオンライン上のプライバシーとセキュリティを実現します。
また、Chrome、Firefox、Edge用の暗号化されたプロキシ拡張機能も提供されています。

さらに、1つのNordVPNアカウントで同時に最大6台のデバイスを保護することができるので、スマホ・タブレット・PCと複数台持ちの方でも1アカウント分の料金でVPNを利用することができます。
最大30日間の返金保証付きなので、実質無料で利用開始することができます♪
筆者もこちらのVPNを利用していますが、通信速度が落ちることなく快適に利用しています!
MillenVPN
最近じわじわと人気を集めているのが、MillenVPNです。
元々レンタルサーバー提供サービスを行なっている会社のため、専門分野の拡大で VPNサービスをスタートしました。
接続設定の手軽さが売りのサービスです。
- アプリをインストールするだけで設定完了
- 接続の暗号化によるフリーWi-Fi、テレワーク時の通信保護が強化される
- 日本から海外、海外から日本へのアクセスも可能
- 月1000円以下で最大5台まで利用可能
Millen VPNでは、接続が不安定なフリーWi-Fi利用、海外の動画配信サービスやオンラインゲームの利用を中心に想定されているため、通信速度が落ちないことが売りの一つです。

また、すぐにVPN利用開始ができるよう、初期設定から面倒な作業がなく、アプリのインストールのみという手軽さも人気の秘密です。

VPNに対して難しさを感じている人は、Millen VPNがおすすめですよ!
セカイVPN
セカイVPNは、利用方法が分かりやすく初心者でも扱いやすいことが特徴です。
また、すぐに利用を開始したい人むけに、設定完了後数分で利用開始できます。
- 設定方法が簡単で迷わない!
- マニュアルが丁寧でわかりやすい
- インターネット関連業務に精通した会社なので、セキュリティが強固
- プロバイダはそのままでOK
- 月額料金が安い
- いつでも解約可能
- 最大2ヶ月無料
パソコン操作が苦手な方やVPNの利用に不安を感じている方、お試しに使ってみたい方は、2ヶ月の無料期間がついているので、セカイVPNがおすすめです!
まとめ|新幹線のぞみのフリーWi-FiはVPNでリスク回避?暗号化によるセキュリティ強化で安全を確保

新幹線のぞみは、フリーWi-Fiの導入や全席コンセントの設置など、PC作業やインターネットを楽しめるような設備や工夫を徐々に揃えています。
そのため、以前よりも快適に車内の時間を過ごすことができるようになりました。
しかし、一方でフリーWi-Fiによるリスクが懸念されます。
このリスク回避は、通信の暗号化を行うことでセキュリティを強化し、安全の確保ができるようになります。
その具体的な方法がVPNです。
VPNを利用することで、新幹線のぞみのフリーWi-Fiでも安心して利用することができますね。
まだVPNを利用していない人は、この機会にぜひ検討してみてください。
今回は、「新幹線のぞみのフリーWi-FiはVPNでリスク回避?暗号化によるセキュリティ強化で安全を確保」をお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。