黎明のアルカナの作者としても知られている藤間麗先生の連載作品『王の獣〜掩蔽のアルカナ〜』がいま少女漫画の中でも人気絶好調です!
なんと、王の獣は黎明のアルカナと同じ時間軸に存在している別の国のお話でした。
今回は、主人公である藍月の双子の弟・蘇月についてご紹介しますね。
蘇月のアルカナ(特殊能力)は、藍月と同じ治癒力であるのか?!
蘇月と藍月が戦ったらどちらが強いのでしょうか?!
今回は、蘇月にからめてネタバレ情報もありますので、まだ先を知りたくない!という方は注意してくださいね。
目次
王の獣|蘇月のアルカナは治癒能力?

さて、それではまず蘇月が囚われの身となってしまった原因である、彼のアルカナについてお話していきたいと思います。
子供の頃、アルカナの有無の選定の儀式で蘇月がアルカナを所持していることが判明。
そして、見事に第四皇子である天耀に選ばれ従獣として傍にいることとなりました。
ではそんな、皇帝も欲しがった蘇月のアルカナは何だったのか。
治癒能力と言いますが、一体どのようなものに対してだったのか、見ていきましょう。
アルカナに目覚める前~天耀から見た蘇月~
蘇月のアルカナは従獣として天耀に仕えていた頃はまだ目覚めていませんでした。
どのような能力があるのか、不明な状態で天耀は蘇月を選んだのです。
ちなみに、理由は「小さく怯えていため救ってやりたかった」だとか。
幼い頃から天耀がイケメンであることが伺える回想シーンでした。
蘇月がバラバラの死体となり眼の前に現れた時から変わった、と第三皇子である江凱が言っていましたが、決心をして引き取った従獣が、突然バラバラの死体として眼の前に置かれたら、そりゃショックですよね。
しかし、この死体事件こそが蘇月にとってアルカナに目覚めるきっかけとなりました。
アルカナの覚醒
蘇月のアルカナが覚醒したのは、蘇月が殺されたと天耀が思わされる出来事の前にあったパーティの夜でした。
天耀のことが好きな璃琳は、天耀が自分よりも亜人である蘇月を優先させたことに対して嫉妬し怒りを見せました。
そして同じ母を持つ兄、第三皇子の江凱の従獣である墨に蘇月を痛めつけることを命じます。
墨のアルカナは「腐敗」であり、とても危険な能力でした。
墨自身もそれを把握しており、能力を使用することを好まないのですが、璃琳の頼みということもあり、断れず蘇月を襲います。
とはいえ、もちろん墨も本気で襲おうとしたのではなく軽く脅すだけの予定でしたが、まだ子供の墨はコントロールを誤り蘇月を攻撃してしまいます。
腐敗のアルカナは蘇月の身体を蝕むと思いきや、蘇月のアルカナ「治癒」によって蘇月の身体は回復していきました。
この瞬間が蘇月のアルカナの覚醒の瞬間となりました。
身体が弱くなってきた皇帝は蘇月の能力を求め…
蘇月のアルカナが覚醒した瞬間を見たのは、皇帝陛下でした。
歳を取り病にふせがちになっていた皇帝は、蘇月のアルカナを見て人が変わったように、その能力を求めました。
この能力を神癒の力というようです。
蘇月は誰にもそのアルカナを知らされることなく、殺されたと公言され皇帝に隔離され閉じ込められてしまいました。
その後、皇帝は蘇月の臓器などを食べ、蘇月の治癒能力を介して不老不死を手に入れられないかを試し続けました。
王の獣|蘇月と藍月はどちらが強い?

さて、実は蘇月と藍月のどちらが強いかという話は気になる人が多いのではないでしょうか?
作中では特に触れておりませんが、普通に考えると武力で将軍にまで上り詰めた藍月です。
更に、江凱の予想では藍月のアルカナは強すぎて子供の頃に行った選定会で飲んだ薬は効かなかったという話があります。
その薬でアルカナを発見してしまった蘇月と比べるとやはり藍月のほうが武力能力共に強いのでは?と思いますよね。
しかし、私個人の意見ではありますが、藍月の方が強いということに納得が行かない点もあります。
少し、その内容についてお話していきましょう!
藍月の方が強いと考えられる理由
将軍であったことや、幼い頃の選定会での薬はもちろん藍月が強い理由なのですが、それとは別に藍月がやたら強いと言われる理由があります。
現在13巻まで発売している中、藍月は皇帝の従獣である彊虎にのみ負けています。
他の皇子の従獣と手合わせを行い、勝ったとまでは言えませんがアルカナなしでここまでやりあったという経緯がある以上、かなり強いでしょう。
また、従獣となっても鍛錬を怠らなかった所をみると、初期よりもかなり強くなっていそうですね。
元々強かったですが、武官に合格する程ですし藍月の強さはもはや計り知れないものだと思います。
幽閉されていた期間の無茶なアルカナの使用
蘇月の能力が藍月より強くなっているのではないかと思う1つの原因が、アルカナの進化です。
蘇月はアルカナを鍛えていたわけではありませんが、度々皇帝により臓器を奪われ回復しています。
手足を自身で切り落とし回復をしていることを考えると、その能力の高さは計り知れません。
そして、藍月よりも回復能力を自在に操れているのか、回復のスピードも早いように見受けられました。
もしかすると、蘇月はアルカナはとっくに藍月を超えているのではないでしょうか!?
たくましい肉体美と幽閉中の鍛錬
単純な武力であれば、さすがに蘇月がどんなに幽閉中鍛錬をしていようが藍月には敵わないと思います。
というのも幼い頃に従獣となり、すぐに幽閉されています。
従獣がいくら訓練を積み強くなれるとはいえ、ほとんどその訓練をしていない蘇月には難しいと思います。
しかし!
幽閉中に暇で筋トレをしまくっていたという蘇月は服を着ていてもわかるあの腹筋!
力はかなりあると見受けられるでしょう!
ということは、力技で無理やり押せば蘇月でも藍月に勝てるのではないかな?っと思いました。
実際にはとても仲の良い双子なので比べようがないのですが、いつか判明する日が来るかもしれませんね。
王の獣|蘇月は最後死ぬ?

死んでほしくない!と思うほどいい人すぎる蘇月。
しかし、13巻で話に出た戦争は、どう考えても死亡フラグのように感じてしまいます。
とはいえ、13巻まで発巻されている現在蘇月は死んでいません。
藍月は、蘇月が殺されたと思い皇宮に来ましたが、蘇月が生きていた流れはとても素敵な展開ですよね。
多くのファンがホッとしたと思います。
なので、もし蘇月が亡くなってしまったら藍月と同じくらいファンとしては落ち込んでしまいそうです。。。
藍月と蘇月が離れ離れになってしまった分だけ、幸せになるエンディングが見たいですよね!
王の獣|亡くなったキャラいる?
13巻までの中で亡くなったキャラは、皇帝のみになります。
皇帝は、蘇月を幽閉して蘇月のアルカナを天耀から引き離しました。
皇帝の死因は寿命になります。
戦争などで突然亡くなったわけではないので、ストーリー上急展開となるきっかけの死ということではありませんでした。
ただ、もしかすると死んだと思わせて生死をさまよい生きているというような展開も期待できます。
王の獣|蘇月のアルカナは治癒力?|まとめ
今回は王の獣に登場する重要キャラ『蘇月』についてご紹介しました。
実際に蘇月と藍月が戦ってみたら、仲が良すぎて本気で戦いつつもにこにこお話してそうだなとか、即回復するから永遠に戦って、周りの人が引いてそうだなとか考えていたら微笑ましく思ってしまいました。
蘇月の今後の立ち位置はかなり気になりますよね。
わざわざ天耀の従獣に復帰したわけですし、この点についてもなにかしら理由がありそうです。
また展開が進んできになることができたら、ネタバレを含めて考察していきましょう!
王の獣囚われの美少年、蘇月についてでした!