小栗旬が主演のドラマ日本沈没が始まりましたね!
冒頭から地震が起こったり、地割れが発見されたりと、かなり衝撃的な展開が待っていました。
ドラマ内では、スロースリップが頻発していることから、関東大地震が予想され、本当に地震が起こっていましたね。
道路が陥没するシーンを見た人の多くが、怖い!と感じたようです。
このような現象や地震が、本当に起きるのでしょうか?
そもそも、スロースリップとは何で、どのような現象が起こるのでしょうか?
今回は、「ドラマ日本沈没のスロースリップ現象が怖い!地割れや陥没が起こる大地震は本当に起こるの?」をお送りします。
目次
ドラマ日本沈没のスロースリップ現象が怖い!
ドラマ日本沈没で、第一話からスロースリップ現象が起こっていました。
地震が起こる前に、すでに海底で地割れが起きていて、黒煙が出ていましたね。
スロースリップ現象とは、重なっているプレートの片方が滑るように沈んでいく現象のことです。
プレートが滑り、沈んでいくということは、その上に乗っている陸も沈み込んでしまうことです。
プレートが動き、陸が引っ張られてしまうのですから、スロースリップが大きい分、大きな地震が起こるという訳ですね。
ドラマ日本沈没の海底で見た亀裂の原因はスロースリップか
そもそも、亀裂(地割れ)が発生する原因は何でしょうか?
ドラマ内で何度も出てくるスロースリップが原因であるのは明らかですね。
スロースリップによって、断層にズレが生じて歪みが生まれます。
そのズレが大きいと、地割れが発生するのだそうです。
実際に、東日本大震災の後に海底の調査をした結果、地割れが65メートルもできていたことが報告されています。
今回のドラマ内では、この亀裂が、大きな地震の前兆を表しているのですね。
海底で噴射した暖かい水はガスか
噴射が直撃した天海は、急浮上し、一緒に泳ぎに来ていた常盤に助けられます。
その時、天海は「暖かい水が吹き出た」と言っていました。
また、「吸い込まれるようだった」とも話しています。
海底の割れた隙間から噴射したのは一体何だったのでしょうか?
ドラマ内では、「COMS」により、海底を掘り下げて調達したガスを新たな資源にしようとしています。
おそらく、亀裂から噴射したのは、そのガスが吹き出て水と混ざり暖かい水が顔にかかった感覚を得たのだろうと考えられます。
そして、一気に吹き出た後、隙間から吸い込まれそうになったこの現象は、「毛細管現象」に当たります。
吸い込まれていないのにも関わらず、隙間から水が吸い込まれてしまう現象のことを、「毛細管現象」といいます。
つまり、亀裂の下は、空洞になっており、ガスが溜まっていること示していんですね。
亀裂を発見した時のシーンの感想!
あれ凄い熱か衝撃波で首もげそう😂
— ガラハゲテナイ。 (@SEhXS23Sq1WUdVV) October 10, 2021
深海。
深海は恐怖でしかない。
また断層から噴き出す熱水や気泡などはドラマだと分かっていても、
またスロースリップなどの映像は嫌な感覚だけがゆっくりと降り積もる。怖い。
怖いドラマが始まった。 pic.twitter.com/ZNTyzHV701— 石田1967は全力ツイート (@LINXS1967) October 10, 2021
ドラマ日本沈没の地割れや陥没が起こる大地震は本当に起こるの?
実際に、東日本大地震の時にも、スロースリップが観測されたそうです。
その後に、大きな揺れと津波があったことは、多くの人が忘れられない出来事だったのではないでしょうか。
このような地割れや陥没が実際に起こりえるのか、気になるところですよね。
今回のドラマの設定である、地球温暖化が進む中、COMSがプレートに空洞を作ったことにより、スロースリップ現象が頻発に起こり、地震に繋がったという状況は、現実では考えられないそうです。
ただ、学者どうしの足の引っ張り合いはリアルにあるそうですね。
また、すでに有識者の間では、2035年前後5年の間で、南海トラフト地震が起きると言われています。
その規模は、被害額220兆円以上、32万人の犠牲者が出ると言われています。
東日本大地震の際に、被害に合った方が2万人だったので、実に16倍の被害になりますね。
スロースリップとは何か
スロースリップは、重なったプレート同士がゆっくりとずれていき、プレート境界の断層がゆっくり動くことを指します。
これにより、通常のプレートのスリップに比べて、スロースリップは体感で分かるような地震の発生はほとんどありません。
しかし、東日本大地震の本震二日前に起こった予震後のスロースリップが引き金となり、大地震が起こったという調査が出ています。
スロースリップは、条件によっては大地震の予兆と言えるのかもしれません。
スロースリップは大地震の予兆か
以前は、スロースリップは体感ではわからない僅かな揺れを伴うものと言われていました。
そのため、スロースリップ現象が起きても特段問題はないと考えられていたんです。
しかし、東日本大震災の2ヶ月前からスロースリップの現象があり、2日前に予震、そしてスロースリップが観測された後の3月11日に本震が起こりました。
そのため、現在はスロースリップと大地震の関連について、専門家たちの調査が続いています。
そして、日本では南海トラフト沖地震が予見されていますが、やはりスロースリップが何度も確認されているのです。
スロースリップに関する感想!
こういう裂け目ってもっと深い海底で起こるもんだと思ってた
#日本沈没— もももっち (@wp_j0ker) October 10, 2021
ふつうああいう海中の流れに人間ごときが抗えないはずなんだけど……#日本沈没
— すみかぜ(群) (@Y524_sumikaze) October 10, 2021
海上保安庁では、このような船🚢で海底にセンサーを、置きスロースリップを、観測しています😊#日本沈没2020 #海上保安庁#海洋情報部 pic.twitter.com/WtdaGB8POF
— akkun【乗り物アカ】 (@gogoakkun) October 10, 2021
ドラマ日本沈没のスロースリップ現象まとめ
ドラマ日本沈没−希望のひと–が始まり、第一話から衝撃的なシーンが何度も出現しました。
中でも、天海がダイビング中に見つけた亀裂と噴射は、大地震の予感しか感じられないですよね。
スロースリップという言葉がドラマ内で何度も出てきて、第5話では、実際に関東大地震が起こり、一部陸が陥没しているシーンもありました。
実際は、ドラマ内での設定内容で、日本が沈没するほどの地震は起こらないと言われています。
しかし、南海トラフでの地震は、何年も前から言われています。
ドラマと同じような地震があった時、想像以上の被害や犠牲が出そうですよね。
そういった情報もあり、ドラマの内容と、現実での生活とをリンクして考えてしまう方もいるのではないでしょうか。
ドラマをきっかけに、真剣に自然災害に対しての行動を考えることは必要だと思います。
ただ、ドラマはドラマ、現実は現実として、怖がりすぎずに物語を楽しむようにしましょう。
今後日本がどうなっていくのか、展開が気になりますね!
今回は、「ドラマ日本沈没のスロースリップ現象が怖い!地割れや陥没が起こる大地震は本当に起こるの?」をお送りしました。