もののけ姫のシシ神が死んだのなぜ?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

もののけ姫のシシ神は死んだのか?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察 映画
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今回は、ジブリ映画「もののけ姫」のシシ神が銃で撃たれて首が奪われるシーンについて紹介したいと思います。

ジブリ映画は、どの作品も視聴者に考えさせたり、余白を残して想像させるシーンが多々ありますが、もののけ姫は特に、ファンからの色々な意見が出ていますね。

今回はその中でも、ラストにむけたシシ神が首を打たれてしまうところからのシーンについて記載したいと思います。

そもそも、シシ神は死んだのか?

なぜ死んだのか?

そして、首を打たれてからシシ神がさ迷う中、歩いていく道の草木が枯れる意味とは何かを考察したいと思います。

今回は、「もののけ姫のシシ神が死んだのなぜ?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察」をお送りします。

 

もののけ姫のシシ神は死んだのなぜ?

もののけ姫のシシ神は死んだのか?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

銃で撃たれたシシ神は死んだのでしょうか?

シシ神は姿を変えて生きているのでしょうか?

死んでいたとしたら、なぜ死んだのでしょうか?

 

シシ神は銃で首を打たれたが姿を変えて歩き出す

シシ神は、銃で撃たれたあと、ダイダラボッチとなり、自分の首を探して彷徨い歩きます。

その間、歩いた先や体からこぼれ落ちる液体により、人は呪いにかかり、草木は枯れていきます。

この時は、まだシシ神は生きていると言えるのではないでしょうか。

 

シシ神に首を返すと空が晴れて草木が生き返る

首を返された事で、シシ神は消え、草木が生き返ります。

姿を消した事で、もうシシ神は死んだとサンが呟きましたが、アシタカは生きていると言っていました。

実際、どうなっていったのかは映画の中で話されていませんが、シシ神は森を守ったことに違いはないと思います。

 

シシ神が首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

もののけ姫のシシ神は死んだのか?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

シシ神は、なぜ首を撃たれた時に、守っていた森の草木を枯らしてしまったのでしょうか。

考察していきたいと思います。

 

考察1 命を奪う力しか残っていなかった

首を打たれたことにより、命を与える・奪う均衡がシシ神の中で崩れ、奪う力だけが残ってしまったのではないでしょうか。

実際は、奪う力の方が強く、ダイダラボッチの姿と共に、その奪う力を抑えながら、鹿の姿で現れていたのではないか。

そして、その首を取られたことで、ダイダラボッチが持つ奪う力だけが爆発してしまったのではないかと考えます。

 

考察2 森を守る力が失われてしまった

ダイダラボッチの姿となって、歩く先々がどんどん草木が枯れているように見えますが、実は草木を守る事ができなくなってしまい、人間が荒らしていた本来の姿になってしまっていたのではないでしょうか。

山の木々を切り、開発を進めるたたら場がありながら、神秘的な森が守られていたのは、実はシシ神がそのように見せていただだけ・・・とも考えられます。

 

考察3 奪われたことへの復讐

首を撃たれてその姿を奪われ、姿を保てなくなったことへのシシ神の怒り、そしてその行動に対する復讐だったのではないでしょうか。

シシ神は、森を守ろうとするアシタカには命を吹き込み、大暴走してしまった乙事主の命は奪っています。

そのことから、森で争いをする全ての者への怒り、そして自らも奪われたことへの復讐なのではないかと考えられます。

 

では、シシ神がこの物語でどのような役割、重要性を果たしているのかをみていきましょう。

 

もののけ姫でのシシ神の役割は何?

もののけ姫のシシ神は死んだのか?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

森で育ったサンは、もののけに育てられ、森を自分の居場所だと認識し、その森の守神であるシシ神をとても大切にしています。

シシ神は、神秘的な存在で、他のもののけからも近寄りがたい、崇高な存在として存在します。

後半から登場するのですが、この物語において、重要なキーキャラクターであることは間違いありません。

 

もののけ姫のテーマの一つは「自然と環境破壊」

宮崎駿監督は、この作品を発表した際に、自然と環境破壊について触れられていました。

日本は、やっぱり蒸し暑い夏を持っていることによって植物が元気だから、雑草がウワーッと生えて来てくれるから、表土が簡単に流出しなかった。ブルドーザーが出て来るまでは。それで岩山にならずにすんだ。岩山になったらもう何も生えませんからね。それは、一方では水田というものが表土の流出を食い止めて来たことは間違いない。その水田を作り過ぎた。戦後の食糧難の時代に、何でもかんでも水田にしちゃったんです。明かに水田が多すぎるんです。近代から続いた色んな戦争から第二次世界大戦まであって国土が荒れた。「国破れて山河あり」じゃなくて「国破れて山河も破れる」という状態になっちゃった。おまけにその時に有頂天になって何でも金の対象になると、土地は金なりという観念にとり憑かれて、行ける所まで行っちゃったんですね。このツケは大きいですよ。本当に。

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宮崎駿監督は、自然と人間が行った行為をしっかり認識しよう、自然の力に頼り切っている人間の行いによって自然が失われていく事の重大さを真剣に考えねばならないと伝えたいのだろうと思いました。

 

シシ神は命そのもの

シシ神は、アシタカの傷を癒して命を守ったり、乙事主の命を奪ったりする事ができる様子から、生命を司る存在であることが分かります。

それが、このもののけ姫の舞台となっている森だけのことなのか、世界全体のことなのかは不明ですが、少なくともこの森に入ったモノたちにとっては、シシ神の手の中に命が握られていると考えられますね。

人間が奪おうとしているものも、もののけが守ろうとしているものも、結局はシシ神の手の中にあるのだという事でしょう。

 

シシ神にはモデルはあるのか?

シシ神の存在は、日本で古来から言われている山神そのものだと思われます。

首を取られて姿を変えたその姿はダイダラボッチであると、宮崎駿監督も言っています。

ダイダラボッチとは、日本古来から伝わる、山や湖谷を作る巨人と言われています。

ただ、ここでのダイダラボッチは草木を枯らし、命を奪っていきますね。

このシーンでは、神の怒りに触れてしまったことを表現しているものであると言えるでしょう。

 

まとめ

もののけ姫のシシ神は死んだのか?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察

いかがでしたでしょうか。

神秘的で不可解・不思議な存在でありながら、無視できない存在、それがシシ神です。

何度みても、毎回ラストシーンが強烈に印象に残るのは、何となくわからないことがそこで起こっているからなのかもしれないですね。

皆さんは、シシ神に対してどんな印象を持ったでしょうか?

今回は、「もののけ姫のシシ神が死んだのなぜ?首を撃たれて草木が枯れる意味を考察」をお送りしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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