小説が原作でありその人気の高さから漫画化している「薬屋のひとりごと」
更に2023年10月には待望のアニメ化が待っています!
そんな中、アニメ化に向けて薬屋のひとりごとを予習するために手軽に読めるマンガを手にする人は少なくないのではないでしょうか?
しかしここで1つ問題が…
薬屋のひとりごとは「薬屋のひとりごと」と「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」の二種類の漫画があります。
一体どちらを読めばアニメの予習になるのか?
今回はなぜか2種類ある薬屋のひとりごとの漫画についてご説明していきたいと思います!
目次
薬屋のひとりごと漫画2種類あるのなぜ?

それでは薬屋のひとりごとの漫画が2種類あることについてご説明しましょう。
そもそも原作は1つに対して漫画化するのは1つが基本ですね。
しかし薬屋のひとりごとは2つの漫画がある。
更にはこの2種類は出版社がことなり、普通に考えると著作権云々など問題になっていそうですね。
しかしそのようなことにはなっておらず、どちらも10巻超えの長期連載作品として今も人気の高い作品になっています。
なお、薬屋のひとりごとが2種類あることについて公式からの説明はありませんでした。
一体なぜ1つの原作が2種類の漫画化を行ったのか、私なりに予想をしてみました!
注目度を集めるため
2種類の出版社が同じ原作を元に2種類のタイトルを発売しています。
というだけでもかなり話題性がでます。
特に連載日もとても近く、狙って2つのタイトルを用意したと考えるのが妥当だと思いました。
また、話題となったことで薬屋のひとりごとのどちらか片方を購入し、次巻を買うときに2つのタイトルの存在を知らなかった事により間違えて購入してしまった人が多発したそうです。
どちらも素敵な作品だったので、それについて文句のようなコメントはあまり見当たらなかった上、その後2つのタイトルどちらも購入する人が多かったようです。
2種類あるから話題になったということを知らなかった人さえも、魅了してしまったということですね!
同時にオファーがきた
原作が小説の場合、漫画家の希望もしくは出版社からのオファーによって漫画化が決まります
特に「小説家になろう」の小説投稿サイトではそういったケースが多く、有名な作品だと「無力転生」や「わたしの幸せな結婚」「転生したらスライムだった件」などがあります。
こういった投稿サイトから漫画家さんが描きたい!と出版社に話すのが一般的ですね。
薬屋のひとりごとも同じように漫画化さんからの希望があったのだと思います。
それもほぼ同時に。
同時にオファーがあり、担当者が面白いと思ったのか、それとも手違いなのかは予想できませんが、連載日が近いことも考えると、信憑性のある話だと思います!
薬屋のひとりごと漫画の違いなに?

1つの原作に対して2つの作品があるのですが、作品の内容が同じなのでは?と思ってしまう人もいると思います。
しかし、この2つの作品は同じストーリーを元に間違いなく進んでいるのですが、もちろん違いがあります。
とりあえず、明確にわかる違いは出版社ですね。
スクエア・エニックス社から出版されている「薬屋のひとりごと」と小学館から出版されている「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」です。
もちろん、描写などにも違いがありますので、チェックしていきましょう!
スクエニ出版「薬屋のひとりごと」
スクエニ出版の薬屋のひとりごとは原作の解釈もチェックするためなのか、構成に作画担当のねこクラゲ先生とは別に構成担当の七緒一綺さんがいました。
そのおかげもあってか、スクエニ出版の薬屋のひとりごとはキャラ1人1人の心理描写がきちんと描かれているのが特徴です。
複雑な話でありながら、キャラの気持ちなどに重点を置いて読者が薬屋のひとりごとの世界に入りやすくしているのだと感じました。
作中でも原作の内容に若干の加筆がされていたのでキャラクター達がいきいきしているのは七緒さんの構成による賜物ですね。
また、作中の案件解決もそうですがスクエニ出版は恋愛的内容を原作に比べて表現されており、猫猫の人間関係についてもわかりやすく描かれていると思います。
また小学館出版のものと比べても絵柄が可愛らしく描かれており細かい様々な表情をみることができます。
小学館出版「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
小学館が出版している薬屋のひとりごとは、倉田三ノ路先生が作画担当をしています。
小学館の場合は構成担当はいませんが、それでも素敵な作品ができあがっていることについては言うまでもありません。
小学館の場合は、心理描写をより細かく表現するために加筆が加えられているスクエニに比べて原作に忠実な描き方であると感じました。
もちろん、漫画ならではの内容もありましたが、原作の中から少し詳しく表現がされているというイメージがあります。
絵が綺麗なのは当然なのですが、スクエニ出版のものと比べて、コマ割りの使い方がとても上手で迫力を感じられる作品だなと感じてしまいました。。
ちなみに、描かれている作品の中心はあくまで猫猫の案件解決を行っています。
スクエニに比べて絵柄が大人っぽくなっているのも特徴的です。
薬屋のひとりごと漫画2種類どっちが人気?

薬屋のひとりごとは原作から2種類の同じ内容の漫画となり注目度をどんどんあげていきました。
そうなると、読者的に気になるのはどちらのほうが人気が高いかだと思います。
どちらもそれぞれ良さがあるのですが、順位をつけたくなるのは人間の性なのかもしれませんね。
しかし、好みというのは人によるものですし簡単に白黒つける事はできません。
ですので、ここでは「どういう人におすすめできるか」についてお話したいと思います!
アニメの予習をしたい人におすすめ
まずは10月から始まるアニメのために、ストーリーを予習したい方へのおすすめをしましょう。
アニメの予習のためであれば、私は小学館出版の薬屋のひとりごとをおすすめします。
実はアニメでは漫画に寄せるのではなく、原作に寄せて制作されているそうです。
そのため原作に忠実に描かれている小学館のものをおすすめするべきだと思いました。
また、ストーリーの内容重視で薬屋のひとりごとを読みたい人にもおすすめです。
キャラクターの感情が複雑で読み解くのに少し頭を使いますが、作品そのものの完成度が高く、気持ちよく読める作品です!
ちなみに、ストーリーは小学館出版の方が進んでいますので、早く内容が知りたい!という人にもおすすめですね。
主人公に共感したい人におすすめ
感情移入しながら漫画を読む人、薬屋のひとりごとに触れたいという人にはスクエニ出版をおすすめします。
上記でも伝えているようにキャラクターの感情がわかりやすく、作品に自分が入っていくのを感じることができます。
あくまで個人的な意見ではありますが、恋愛要素がある漫画を好んで読む人はスクエニ出版の方を読むといいです。
侍女達の絡みや、壬氏と猫猫の関係などが伝わりやすく表現されているので、楽しく読めるはず!
ちなみに、スクエニ出版の方が猫猫が人間らしい愛嬌があるように感じました!
薬屋のひとりごと漫画2種類|まとめ

薬屋のひとりごとは最初2種類あることを知らずに、私も買ってしまいました。
しかしそのあと、薬屋のひとりごとの2つ作品に出会えたのでよかったなと感じています。
ちなみに私はどちらも読んではいますが、小学館の薬屋のひとりごとの漫画が好きかなっと思っています。
ですが、2種類の薬屋のひとりごとはどちらにも良い点がありますので、ぜひ自分に合った読み方をしてください!
また、試し読みなどを利用して作品の様子見をするのもいいと思います。
10月のアニメ放送に備えて、薬屋のひとりごとの漫画をガッツリ読んでいきましょう!