政府から、発電所の稼働停止によるブラックアウト(大規模停電)の可能性が発表されました。
発電所の稼働が止まったことで、1都8県が大規模停電対象となり、計画停電の話も上がっています。
今回は、ブラックアウトや計画停電の可能性がどれくらいあるのか、また、個人でできる節電方法についてもご紹介していきたいと思います。
今回は、「関東ブラックアウトや計画停電の可能性はある?個人でできる節電方法も紹介」をお送りします!
目次
関東ブラックアウトや計画停電の可能性はある?
【緊急会見】「広範囲で停電を行わざるを得ない状況が近づいている」 萩生田経産相https://t.co/kOFDgvVwAQ
ブラックアウトを避けるため15時から20時までの5時間で毎時200万kWの節電が必要とし、家庭や職場のほか、飲食店などに「ネオンなどの消灯でご協力をいただけたらありがたい」と呼びかけた。 pic.twitter.com/EdBUlUgVRq
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 22, 2022
関東とその近辺の県では、電力供給不足警報が出ています。
先日の震度6の地震により、発電所が停止してしまったんですね。
その上、3月22日は寒波と低気圧が同時にきているため、例年よりも電力の需要が高まる可能性が高いとしています。
すでに、3月22日午前11時には、電力の需要が供給に対して103%となっており、とにかく節電を!と言われています。
実は、昨年の同じ時期にも、ブラックアウトの可能性を見越して、関東の一部で計画停電が実施されました。
これにより、ブラックアウト(大規模停電)が防げたと言われています。
今回は、発電所の復旧まで、電力不足の懸念がが続くのではと言われていますね。
では、停電になる条件は何があるのでしょうか?
停電になる条件
電気が落ちることなく維持するためには、電気の供給量と利用量(需要)が一定である必要があります。
これは、電気の性質が関係しているのです。
電気は、供給と需要が常に一致していないと、電気の周波数が乱れてしまいます。
供給が多すぎる→周波数が上がる
需要が多すぎる→周波数が下がる
これが大きく動いてしまうと、電気の供給が正常に行えなくなり、発電所の安全装置が作動して、全て供給がストップしてしまいます。

(出典:電力広域的運営推進機関)
そうすると、電気の供給がされない状態になるので、ブラックアウト(大規模停電)を起こしてしまいます。
2018年の北海道でも、地震直後に一気に電気の需要が上がったことで、周波数が乱れてしまい、大規模停電が発生してしまいました。


(出典:電力広域的運営推進機関)
同じことが、関東でも起こり得るのです。
計画停電になる可能性は?
東京電力だけでなく、東北電力でも需要過多となる危険があり、電力供給不足警報が発令しました。
そのため、東日本一帯で、電力不足によるブラックアウトの可能性は高まってしまいました。
おそらく、いよいよ危ないとなった時には、一部地域の計画停電が行われる可能性が高いでしょう。
計画停電なら、意図的に電気を落とすので、復旧はすぐに可能です。
しかし、ブラックアウトが発生してしまったら、復旧がいつになるかはわかりません。
そうなると、生活にも経済にも、致命的な問題が多く発生する可能性があります。
ブラックアウトになる前に個人でできる節電方法は何?
政府が初めて出した「#電力需給ひっ迫警報」
先日の福島県沖地震で大規模停電があった東京電力管内の「1都8県」が対象に…
「このままでは、ブラックアウトを避けるために広範囲で停電せざるを得ない状況が近づいている」と萩生田経産大臣が緊急会見で呼びかけましたhttps://t.co/3csFlE5NjQ
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) March 22, 2022
ブラックアウトの怖さは、上記でご理解いただけたかと思います。
では、まず個人や企業ができることはなんでしょうか?
それは、身近な電気の利用を控えることです。
どんなことが、節電につながるのか見ていきましょう。
キッチン
- レンジやオーブントースターの利用時間を短くするか、なるべくガスを使って料理をする
- ケトルや電気ポットを頻繁に利用しない
- 炊飯器の保温は利用せず、残ったご飯は冷ましてから冷凍庫に入れる
- 冷蔵庫の設定温度を季節に合わせる
- 冷蔵庫の開閉回数や時間を短くする
リビング
- ホットカーペットや床暖房の利用を控える
- こたつの利用を控える
- エアコンは20度程度に設定をする
- カーテンはしっかり閉める
- テレビやパソコンは見ていない時は電源を切る
- ノートパソコンは、バッテリーを活用する
その他
- 利用していない部屋や廊下の電気は消す
- 空気清浄機や加湿器の利用時間を短くする
- なるべく厚着をする
みんなの節電方法は?
地震の影響で電力供給力の低下が継続していることに加え、今日22日(火)は冷たい雨や気温の低下によって電力需要が大幅に増えることが予想されるため、電力需給がひっ迫する予想です。
すぐに実践できる家庭での節電方法をまとめました。#電力需給ひっ迫警報 https://t.co/2bs1J2VpvJ pic.twitter.com/ggmsIjiv64— ウェザーニュース (@wni_jp) March 21, 2022
取り急ぎ、家庭の家電でできる節電行為です。
まずエアコン。・目安は暖房20℃、いつもより設定1℃下げるとだいたい10%電気代の節約に
・消し忘れ防止にタイマーを
・夜間はカーテン/ブラインドで断熱
・フィルター掃除を
・室外機の吹き出し口をモノでふさがない— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) March 21, 2022
咲き始めた梅に、雪が積もっています。春と冬の綱引き、今日は冬に軍配が上がりました。寒くなっていますので、無理のない範囲で節電しましょう。ぬくぬく靴下やもこもこセーターなどの出番ですね #オレンジタイム #なごり雪 #節電 pic.twitter.com/m8MJZVSzJF
— オレンジタイム (@rfc_orangetime) March 22, 2022
まとめ

いかがでしたか?
本当にブラックアウトが起こってしまうと、住んでいる地域一帯で電気が全く使えなくなる事態になってしまいます。
そうなったら、エアコンもストーブも利用できません。
計画停電の場合は、復旧が早いので、お住まいの地域が実施する場合、その時間は耐えるしかないですね。。。
どちらも実施されないようにするためには、とにかくできる限りの節電が必要です!
個人でできる節電を実施し、急に寒くなった冬を乗り越えていきましょう!
今回は、「関東ブラックアウトや計画停電の可能性はある?個人でできる節電方法も紹介」をお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。